こんな展開望んでません3 (ページ18)

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つづきページ18

剛典サイド

　直人さんに四人で会わないかって言われた時にこれだと思った。
Aちゃんが「三代目のお仕事のタイミングかも知れないけど三人に誘われる日が重なってて誰も選べなくて他の予定いれちゃうんよね」と言われた。
それが玲於とか大樹なら直人さん誘ったりするみたいだけど、二人きりで会うのは選べないよって言われたことがあるからだ。
二人とAちゃんの距離感たしかめたいし、少しは贔屓されてる自信はある。
まぁ恋愛感情より家族愛に近いかもだけど、一番スキンシップはとってる自信がある。
差し入れ渡してくれる時は10分ぐらいしかないけど、抱き締めたり、キスしても受け入れてくれる。
ただ今の時点で俺を選んでって言っても断られそうなんだよな。まだ決め手にはかける感じがする。

　臣サイド

　あれから結局Aちゃんとはデート出来ずで、四人でも会えるならって直人さんの提案にはすぐのかった。
Aちゃんにも本当は二人きりがいいから四人でも我慢するけど、俺、二時間ぐらい早く会えるんだけどって言ったら小瀧くんと流星とランチして、夜は陣の家でタコパって聞いて、その時はちゃんとひいたふりして迎えにきてみた。

　珍しく派手なネイルしてたけど、なんかケンチさんの髪の色にラメが入って、なんとなくケンチさんぽいって感じる色味だったから聞いたらやっぱりそうで妬けてしまう。
純粋なファン心だけど、同じ色だから余計悔しいんだよな。

　ふたりきりの時間はすぐに終わり、エントランスに着くと岩ちゃんがいた。
ちょっと拗ねてる岩ちゃんは可愛くてきっとAちゃんも可愛いと思ったんだろうなー。
　

　直人サイド

　三人で一緒にあらわれたと思ったらなんでも臣はタクシーで迎えに行ったらしい。
岩ちゃんも臣も新年の時よりも思い駄々漏れなんですけど。
負けてらんないな。