こんな展開望んでません3 (ページ17)

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三者三様の思惑ページ17

直人サイド

　来年はまた三代目事で忙しいし、自分の仕事もプライベートもそれなりに忙しい。
Aちゃんとの出会いは本当に狙っていない巡り合わせだったからスケジュール的に会えないピンチを向かえている。
だが小瀧くんは他事務所様だからわからないが、岩ちゃんと臣は俺と同じか俺以上に過密スケジュールに突入するし、売れだし中の颯太や樹も同じような状況なわけで、恋愛するつもりじゃなくてもAちゃん弟みたいな子達はたくさんいるからまぁスケジュールが合わないわけだ。
で、ツアー始まる前に会いたいのは岩ちゃんも臣も一緒だろうし、ここは四人で会おうって提案したのは俺だった。
そりゃあとれる手段で揺さぶりはかけてるけど、やっぱり会ってのコミュニケーションって一番大切だし、とにもかくにも会いたかったから。
一対一じゃなくても協力なライバルと一緒でも関係ない。
たしかに岩ちゃんも臣も強敵だが、ライバルとか関係ないじゃん。
俺が惹かれてるから俺をアピールして、Aちゃんが俺と付き合いたいって思ってもらうしかないんだから会わなきゃなんも進まないから。

　
　剛典サイド

　Aちゃんとの時間がとれないことを嘆いている暇もないぐらい忙しくなってきた。
でもAちゃんが気にかけてくれてるから差し入れとかはしてもらってて顔は見れてるんだけど、それだけじゃ足りない。
まぁコロナも落ち着いてきてるから存在を知っているライバル達はみんな似たようなもんなんだけど油断できない。

　