颯太、ガンガン行きます ページ14
えー、俺、なくはないんちゃう？
いっぱいお仕事あるから色々気を付けなあかんけど、真剣にちゃんと付き合うなら問題ないやん?それなら俺と付き合ってほしい。
頑張るしかないやつやん。
Aさんに呼ばれたんやからと隣にそのまま座ったった。
小瀧さんが反対側の隣に座ったからいつもクールにAさんの隣をちゃっかりキープしてる樹さんを出し抜いた。
まぁ気まずそうやから隣には座らんかったかもやけど。
「今日、このあとちょっと飲みに行くことになったから三時間ぐらいしたら帰るね」
颯太「えー嘘やん。
こんな時間から飲みに行くとかデートやん」
望「誰なん？
岩田さん?直人さん?それとも臣さん?」
「三人と会うの。
三代目さんもイベントとかライブで、今年はかなり忙しくなるから四人でもいいから会いたいって言われて」
颯太「思ってたんやけど、小瀧くんが告白した時、登坂さんは断ったんやんね？」
「えっと色々あって、剛典くんといっちゃんとのんちゃんと直人くんみたいにお付き合いする可能性も視野にいれて会ってる感じです」
陣「颯太、もう諦めたら？」
登坂さんといえばAさんがLDH好きになったきっかけであり、外見がめちゃくちゃ好きで、役者としても好きやって言うてたからライバルやとは思ってたんやけどさ、なんで俺はあかんの？
颯太「俺も視野にいれてくれてよくない？
完全な個室でデートぐらいならしてくれてもいいやん。
ほんまならランドとか行きたいけど我慢するし」
「あんなにラインとかで話してて、話すことある?」
颯太「会って話したいやん」
「最近はテレビ通話もしてるやんか」
颯太「家来いとか家行きたいいうてないんやから一回ぐらいええやん。
二人きりで会って口説かせて」
山彰「Aさん真っ赤やんか。
これは負けたな、一回ぐらいデートしたれば？」
望「そうやな。
居酒屋の個室はかぶるから嫌やけど二人きりで口説きたいとか言われて誤魔化すのはあかんと思うわAちゃん」
陣「まぁライバル強力やし、一回チャンスあげてほしいですね」
樹「俺は嫌ですけどね」
北人「大人気ないな」
「颯ちゃん、一回で私がやっぱり無理っつ言ったら納得できるの？」
颯太「言わさんように頑張るけど、嘘とか意味わからん俺への気配りみたいなせいじゃなかったら諦めるわ」
「じゃあ個室の良さそうなお店調べてくれる？」
颯太「ありがとう、頑張って探すわ」
俺、この一回に賭けます
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作者名：エリー∞ | 作成日時：2023年8月22日 22時
