デジャブ 実は結構なライバルなんちゃう？ ページ11
望サイド
今日はAちゃんが休みやから流星と三人でランチにいったんやけど、夜はタコパって聞いて人数一人ぐらい増えていけるんちゃう？って、俺も行きたいって我が儘言うてみた。
二人きりになりたいとか言わんねんからこれぐらいええやん？って言うたら悩みつつ、家主に聞いてくれた。
いっちゃんもおるらしい。
Aちゃんは家に一度帰ってチキンライス作って来る言うた。
なんか息子みたいな弟みたいな子が頑張り屋で弱音はかんタイプやからちょっと心配やねんて。
そんでその子がオムライス好きやからたこ焼き器でミニオムライス作ってあげるんやて。
弟とか息子みたいなっていいつつ、可愛い我が儘は言うけど弱音はかへんとことか、甘えながら甘やかしてくれてる感じとか、関西弁とかがのんちゃんとおるときみたいやなって思ってたやんけど、のんちゃんは我が儘は言わへんかったもんね。
あの子は生意気で理不尽やったりするけど、なんか憎まれへんねんとか言うてて、振り回されつつも癒されるみたいな。
俺はさすがにおうちにお邪魔はできんし、一度別れてお酒と差し入れを買って現地集合したんやけどさ。
噂の颯ちゃんこと、中島颯太くんは可愛い顔立やけど一筋縄ではいかへん曲者感が半端ない。
きっと才能もあって努力もする系なんやろうな。
うちの神ちゃんみたいな自信が伺えるタイプ。
全然似てないって関西弁とAちゃんのこと好きなとこぐらいやで。
オムライスのサプライズに感動した颯太くんが「大好き」言うて抱きついたらAちゃんが真っ赤になった。
うわーこれ、昔の俺らみたいやん。
颯太くんがAちゃんのこと好きってうすうすわかってるけど弟やとか息子とかいうて諦めさせようとしてるやつやん。
樹「颯太、調子のんな」
北人「樹、めっちゃ苛立ってるじゃん」
颯太「樹さんは水族館デートしたんやからいいじゃないですか」
望「ええなぁ、俺も水族館とか行きたい。
デートぽいデートしたい」
颯太「小瀧くん、居酒屋デートしたんでしょ？
いいじゃないですか。
WESTの人とかと大人数でも何回か会ってるし」
陣「颯太、やめとき。
小瀧さんも樹もAさんに堂々と告白して、待ってくれ言われてんやから」
颯太「僕と樹さん一歳しか変わらんのに納得でけへん。
小瀧さんともあんまりかわらん」
「颯ちゃん、歳とかじゃないの」
恭平「小瀧くんも樹くんも大人っぽいからちゃう?」
山彰「子供扱いされてるんを利用しとるくせに拗ねるなよ。
Aさん、とりあえず乾杯しますよ」
「はーい。
颯ちゃん、いくよ」
実は色々聞いてます。→←あなたからみたらガキかもしれないけど本気で恋をしてるんだ
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作者名：エリー∞ | 作成日時：2023年8月22日 22時
