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手越side
ブゥー…ン
パーキングから自分の車を出す
運転するのは俺
じゃなくて
増田「なんで自分の車取りに来たのに免許証忘れるんだよコラッ。
「ニャハハwゴメーンちゃい♪
増田「……」
ハンドルを握っているのは赤髪の増田さん(汗)
あ、これは増田さん怒ってますねー…
「…すみませんでした。でも自分よく持ってたね」
増田「一応ね。外出するときはケータイと財布くらいは持ってないと。
てか逆になんでお前はケータイしか持ってきてねーの？
タクシー乗るときに気づかなかったの？」
ー痛いところ突かれた…
スタジオでの稽古中
ふとした時に
表参道のパーキングに自分の車を停めたままにしていたことを思い出した
これはヤバい！
駐車料金が余計にかかっちまう！
と思って、伊野尾ちゃんを探すも打ち合わせでいないし。
仕方ないからケータイだしてラインだけ入れてそのまま事務所を飛び出した。
そしてタクシーでパーキング着いた直後に財布ない事に気づくってゆう…(泣)
まっすーがあの後すぐ来てくれてなかったから俺チョーヤバかった…(汗)
増田「いつかテゴマスのらじおでネタにしてやるw
「それだけはやめてください
増田「タクシー代とパーキング代の領収書はしっかり伊野尾ちゃんにまわすからな？
「…はい」
はぁ…
ついてねーなぁオレ…
せっかくAちゃんに会えたのにかずなりさんに見つかるし
伊野尾ちゃんきたらすぐ連れてかれるし
結局あまり話せなかった
しかも今もまっすーがいるから画廊も寄れないし
でもなんでこいつここに来たんだろ…？
「ねぇ、なんでここに来てくれたの？」
気になってきたから聞いてみた
そしたら
増田「お前またあの子に会おうとしてただろ」
ーー！
のっけから核心をつかれた
「な……そんなわけ…
増田「お前、パレットに行ってたんだろ？
Aちゃんに逢いに…。
お前、本当に今写真撮られたらヤバいってまだわからない？」
運転するまっすーの声はいつもより低くて
目はまっすぐ前を向いていたけど
怒っているのはわかった
「……ごめん」
そんな彼にオレは謝ることしかできなくて
ただ外を眺めるので精一杯だった
ー
増田「ーったくお前はぁ…
「ーーへ？
しばらくの沈黙の後、まっすーが呆れたように口を開いた
増田「もっとオレらを頼れよなぁ。シゲも小山も心配してんだから
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作者名：eriko0826 | 作成日時：2018年5月12日 19時
