ひまわり畑 (ページ5)

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そうこうしてるうちに

ロケバス撤収の時間になった

「今日はありがとうございましたー。」

農園の人たちとそれぞれ握手しながら挨拶をした

八乙女さんにも握手をしたとき

八乙女『後で少しだけお時間いただけますか？できればマネージャーさんには伏せてもらいたい事があるんですけど…』

へ？

…なに？？

『…お、おう…いいよ…？』

釣られて俺も小さく頷いた

伊野尾「さーて、帰りますかぁ

「あ、ゴメン俺トイレ

伊野尾「さっき行ったじゃん

「でかいのきちゃってw

伊野尾「子どもかよ…。はやくしてよ～～？

「りょーかーい♪」

適当に理由つけてその場から離れた

少し離れたとこにある重機小屋

ん～～？誰かいる？

と思ったら

「あれ…Aちゃん？」

俺に気づいたその子は姿勢を正して

深くお辞儀をしていた

「どーした？ゴメンね、俺あんま時間なくてさ
A「あのっ。これ、受け取ってください！！

「へ？」

遮られたうえにいきなり小さい紙袋渡されて固まってたら

そしたら横から呆れた顔した八乙女さんが

八乙女「お前はまた唐突に…。

すみません。実はNEWSのコンサートであなたの指輪拾ったらしくて

どーやって返せばいいかわからずにずっと持ってたみたいなんです。

悪気は無かったので、許してやってもらえないでしょうか…」

「え…指輪って…。あのルビーの指輪？
ウソ！？あったの！？

A「はい…たまたま足元に落ちてて…。
一応周りにいた女の子達にも聞いてみたんですけど違うって言われて…。
そのまま持って帰ってしまいました！ごめんなさい！」

言い切った彼女はまた俺の目の前で頭を下げた

「いやいや、頭上げて？なんでそんな謝る必要があるのさw」

なんか必死に謝ってるAちゃんが少しおもしろくて笑ってしまうw

いや、ちがうか

「ーコホン…。あのさ、Aちゃん。俺、全然怒ってないよ？
むしろすげー感謝してる。
マジでこれ大切にしてたやつだからさ…。
ありがとね、拾ってくれて」

そのまま頭を撫でてやった

そしたら彼女は

A「えへへ…頭撫でてもらった…／／」

なんて言いながら、ハニカミながら隣の八乙女さんの顔を見上げてた

八乙女さんは「やれやれ…」って感じの顔してたけど

そのまま彼女の肩を抱き寄せたりなんかしちゃって

この二人

できてんな…？w