交渉 ページ19
増田side
「いやいや、それは無理でしょw」
手越「そこをなんとか！」
休憩所の自販機の前で何度も頭を下げられる
今日は珍しく前の仕事が巻いて
ラジオ局に1時間以上早くに着いた
そしたら手越も早くきて
一緒に自販機まで行ったら珍しくコーヒー奢ってくれるし
明日のオフ付き合ってとか言ってくるから
これはまた珍しいと思ってどこ行くか聞いてやったら
八乙女農園の田んぼの様子を見に行きたいとか
「お前あれだろ〜？そんな事言って、結局はあの子に会いたいだけなんだろ？
一人で行けよ。オレ関係ないじゃん
手越「そりゃ俺だって一人で行けるもんなら一人で行きたいよっ。でも俺、いろいろと前科があるから…
「んなもん自業自得だろうがよ、ってかやっぱ田んぼも関係ないんじゃんか！
手越「頼むよぉ〜、なぁ〜(泣)バディーだろ？コーヒー奢ってやったじゃんっ」
ーーコイツ…。やりやがったな…(汗)
仕方ねぇなぁ…
「ーー後でギョーザ奢れよ？
手越「わかった
「高いやつな
手越「ーー探しておきます」
明日…。
虫除けスプレー持って行こう…
八乙女side
夜9時
「イテテテテテ…(泣)」
A「もぉ…。大丈夫なの〜？
Aに身体を支えられながら布団に横になる
俺としたことが
田んぼにまく肥料袋を担いだ瞬間に腰を捻ってしまった(泣)
幸い、たまたま来ていたAが病院に連れて行ってくれて
注射をうたれて、今はAの家
「べつに俺の家で良かったのに…。1日休んどけば大丈夫って医者も言ってたんだから」
夕飯も世話になって
布団をかけて俺の荷物を整理してくれてるAに声をかけた
A「そんなわけにはいかないでしょ。トイレとかどーするの。」
まぁトイレはたしかに…。でもそれなら他の男の作業員に頼むのに…。
「あのさ、わかってる？俺、一応『男』だよ？」
A「昔からよくうちに泊まりに来てたくせに何言ってんの。
「いやいや、あの時は親父さんいたじゃん。
それにほら、俺もあの頃と違ってデカイし
A「あら。でも今のヒカルなら私、あんたの急所狙えるよ？
ーー怖ぇ…
「大人しく、一晩お世話になります…」
A「わかればよろしい。じゃ何かあればすぐ呼んでね？
トイレは大丈夫？」
「大丈夫、ありがと。でも寝る前に一つお願いしていい？
A「ん？
「お休みのチュー
A「蹴ろうか？
「お休みなさい…」
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作者名：eriko0826 | 作成日時：2018年5月12日 19時
