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加藤「えーと、このように、これからみんなで俺らへのコンサートの感想なんかをメールで送ってください。
手越「俺たちはそのメールを見ながら最後の歌をうたうからね
小山「増田さんあなた泣かないようにね？w
「お前もなっw
えーっと。みんなほんとに今日はありがとう！
この街は俺が初めてラジオロケで住まわせてもらった大切な街です。
ラストはこの街で最後にみんなで歌った曲！
みんなも一緒に歌おう！」
言い終わった瞬間ステージが暗くなって
〜〜♪
『WO o〜〜〜WO o〜〜
LP Sの出だしの手越の声が響いた途端
俺らの後ろのスクリーンに映し出されるジュニアたちの動画
中にはもう退所して普通の社会人になってる子もいる
ーーキャァァ一ツ！
会場に湧き上がる歓声
手越「他のみんなも出てこい！！」
手越の掛け声のあと一斉に両舞台袖からジュニアが登場
そこにも
かずなりさんや他のNEWSのマネージャー陣が声をかけて集まった元事務所の先輩や後輩が混ざっていた
俺たちはそんな中で泣くのを我慢していたんだけど
俺たちの目の前に映るスクリーンには
ファンの子たちの暖かいメッセージが流れ続けていて
正直声を出すのが精一杯だった
舞台袖ではマネージャー陣が、また目を赤くしてる山田をみんなでいじってて
山田と目が合った瞬間
この街であったいろんな事をまた思い出して
また泣けた
かずなりside
関係者席
おーちゃんと観る予定だったんだけど
今朝急にキャンセルの連絡があった。
一言
『最後はAと観てよ』
とだけ言われた
あいつの言ってた『最後』って
ツアーの事だよな？それとも…
俺の左隣りにはA
相変わらず手を繋いでる
昨夜は結局お前もオレもあのまま寝ちゃったよね
懐かしかった…ホントに
あ…そうだ
「A、左手出して？開いて？
A「ん…？こう？
「そう。見てて…？
俺の前に開かれた彼女の手のひらをそっと包んで
ーパッと放す
A「え？…あれ？ない…指輪…」
自分の左指を何度もさする
「これでもう無くなったぜ。俺らの証。
もうお前は俺の彼女じゃないんだから…
どこにでも行けるんだよ…？」
そう
これはもういらない
だから…。
「もう自分にウソつくなA
自分の幸せは自分で掴め」
それだけ言って
また泣きそうなAを抱きしめて
そのまま彼女の身体をステージにむけた
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作者名：eriko0826 | 作成日時：2018年4月24日 8時
