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あっ…もしかしてこれ聞いちゃダメなやつだったかな…？
話題変えるか…と思ってたら
かずなり「たまたまね？女の子と駅ビルの宝石屋のぞいてるときに事務所の子に見られててさw
見てるとこが婚約指輪のコーナーだったから、勘違いしちゃったんだよw
もぉ〜参っちゃうよね…w
「あ、そーだったんすねw
迷惑な話ですよねw」
なんだ
勘違いか…。
でも前にてごにゃんからチラッと聞いたけど
かずなりさんって…
「あの…その女の子って
かずなり「おおのホールディングス社長の妹だよ…。
付き合ってんだ、俺たち」
マジかーー……
「その事…増田さんは知ってるんですか？
かずなり「ああ、知ってるもなにも、俺があいつに手を引けって言ったからね。
彼女を幸せにするのは俺だ…ってね」
かずなりさん…
なんかカッコいいじゃん
「なるほど…。あ、俺そろそろ戻りますね。
噂の事ガセだってみんなに言っときますw
そのまま立ち去ろうとしたら一言
かずなり「あいつに言っといて。まだ泣いてるって」
「ーえ？それって…」
かずなりさんを見るとまた寂しそうな笑顔で
かずなり「それでも俺はマジだから…。どんな事があっても彼女を幸せにするから安心して忘れろって言っといてね」
「はい…わかりました…」
なんとなくだけど、かずなりさんの目が赤くなっているように見えた…
増田side
控え室
手越「なぁんだガセかよーw」
伊野尾ちゃんからの報告ラインをみてあからさまにホッとする手越
加藤「よかったな」
「アハハw」
笑って誤魔化す
よかった…のか？
あの2人まだ付き合ってなかったのか…？
〜♪
あ、ラインだ…伊野尾ちゃん？珍しいな…
ーーえ…？
『かずなりさん、Aさんと付き合ってるらしいよ
まだ泣いてるみたいだけど。
それでも俺が幸せにしてやるからお前は安心して忘れろって言っといてって言われた。
でもだいぶかずなりさんも参ってるっぽかったよ』
そっか…
あいつ…
まだ泣いて…
「ーっ、ちょっと顔洗ってくるわっ。」
俺も泣きそうになって、見られたくなくて
トイレに駆け込んだ
かずなりside
伊野尾の姿が見えなくなるのを見届けて
「ふぅ……」
ため息つきながらベンチに座った
『付き合ってんだ、俺たち』……かぁ
付き合ってんの…？俺たち…
手も繋ぐし
抱き締めるし
キスもする
でも肝心の返事は貰えてないんだ…まだ…
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作者名：eriko0826 | 作成日時：2018年4月24日 8時
