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「あぁ…。すみません
私、あまりテレビは見ないのでお嬢様からは増田さんの事しか聞いてなくてw」
「お嬢様って…w
あなたさっきまでAって呼び捨てで言ってましたよね？増田に…」
おや…聞かれてたか…
「ここの事務所の方は歌やダンスだけでなく盗み聞きも得意なのですねw」
加藤「それって褒め言葉ですか？w
「ご想像にお任せしますw何か御用ですか？」
加藤「いや…。あんたの言ってたこと、面白いなぁと思って…
「はい？」
加藤「なんでそんなに増田とAさんにこだわってんですか？
あの2人はもうとっくに終わってんでしょ？
なのになんでまだ繋ぎとめようとしてるんですか？」
たしかに…
「なんででしょうね…。
私は増田さんが現れるまで、一番彼女のそばにいましたから」
彼が現れるまでは、オレが彼女の中で一番だったんだ…
「増田さんの事を知って、いつも彼の事を話してくれる彼女は、いつも輝いていましたし」
オレ以外の男性を知られるのは寂しかったけど…あの頃から彼女は本当に素敵だった
「私はそんな彼女の事が大好きでした…」
加藤「へぇ……あなたも好きなんですね、Aさんのこと」
あ…つい言っちゃったな…。
まぁいいや…
「もう時効です。」
加藤「は？」
「私は増田さんに出会って、彼と惹かれ合う彼女を身近で見てきて
彼にならAさんを託せると思いました。
男のオレにも、絶対な信頼を寄せてくれる彼ならと…。」
加藤「かずなりさんじゃダメなんすか？
「ダメではないのですが…。
なんでしょうねwオレも拗ねてるだけかもしれません。
あんなに信頼してくれてたのになんでオレに彼女の事を託してくれなかったんだ？ってね…w」
加藤「なんか……やっぱり恋愛って難しいですねw
小説にするにはもっと勉強が必要そうですw
「小説書かれてるんですか？
加藤「それもしらないんですか！？
シゲショックですわ〜〜(泣)
「アハハwすみません…。
では、私はこれで失礼します。
約束があるので…」
加藤「あぁ…。すみません、引き留めちゃって。
あと１つだけ、いいですか？
「はい？」
加藤「Aさんの中には……もう増田はいないんですか？」
さすがは小説家
表現がうまいな…
「どうでしょうね…。今は彼の名前にふれるだけで泣いてしまいますから…。
それでは、失礼します」
そのまま彼を事務所を出た
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作者名：eriko0826 | 作成日時：2018年4月24日 8時
