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倉科「ーで？私に用事があったわけではないですよね？
「ーブっ…ゴホッ…え…」
しばらく世間話をしていたら
コーヒーに口をつけてるところで核心をつかれてついむせてしまった
倉科「当たりですねw
むせてるオレを見て愉快に笑っている
「…またお得意の探偵ごっこですか…w
倉科「カンです♪
「呼んでいただきたい方がいるんですが…
倉科「分かってます。
もうすぐ来ますよ♪
「え？」
コンコンッ
ガチャッ…
増田「センセ〜、オレ今日の消毒もう終わってなかったっけ〜？……って……え？
さくらいさん…？」
「あ……どーも…」
ほんとここの先生には敵わないな…(汗)
ーー
事務所内の休憩所
ーピッ
ガコン…
増田「あ…またコーヒーですけど大丈夫ですか？
自販機から取り出したコーヒーを差し出す彼の手が止まったけど
「いえ、ありがとうございます。いただきます」
そのまま受け取った
増田「……」
「……」
2人ベンチに並んで座って
しばらく続く沈黙
増田「あの……今日は……
「なんで来たかわかりませんか？
増田「Aの……ことですよね
あいつは今日は…？
「お嬢様はかずなりさんと一緒に今夜、夜行バスで帰られます。
増田「夜行バス…？
「あなたが乗ってたバスにどうしても乗りたかったらしいです。
バカですよねw
あなたの匂いなんてもうしないのにw」
帰りの飛行機の中でいきなり提案してきたAがおかしく思えて少し笑えてくる
増田「……
「あなたはズルい人だ
増田「……
「居酒屋では、しぶとく諦めずにいようと思いますとか言っときながら
すぐにへこたれたかと思えば、最初にお願いしてきたオレではなくかずなりさんに彼女を託そうとするなんて…
増田「それは…っ
かずなりさんは彼女の事を幸せにするって
「あなたは彼の言う事は聞くんですか？
増田「え…？
イライラするから声を遮る
「彼のAへの気持ちは考えたのに、あいつのあなたへの気持ちを考えたことは本当になかったのかを聞いている」
席をたってそのまま彼の目の前に立ちはだかる
増田「……」
うつむいたまま
相変わらずのだんまり。
イライラする
ーーダンッ！
増田「ーーッテ…」
気がついたらオレは彼の胸ぐらを掴んで無理やり立たせ
そばの自販機に身体ごと押し付けてた
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作者名：eriko0826 | 作成日時：2018年4月24日 8時
