第48話 ページ5
棗：「なんだ…思ったより全然元気そうじゃねぇか。」そう憎まれ口を叩く棗君の表情には…
何処と無く安堵の色が見える。
貴方：(棗君…一応気にかけてくれてたんだ…
意外だ…。)そんな失礼な事を考え呆けていると
棗：「何だよ？そのアホ面…バカが余計にバカに見えるぞ」と言われ…
貴方：「な！！失礼な！これでも成績はいつも上位でバカなんかじゃないんだから！」
と思わず言い返していると…
棗君は、私の発言など聞かず…私とルカ君を部屋の前に残し…一人手を降りながらその場を去って行ったのだった。
ルカ君と2人きりになり…少しの沈黙の後
どちらからともなく話し掛ける。
2人：「あの…。」と2人の声が重なり…
思わず目を合わせる。
貴方：「ルカ君から先にどうぞ…」という私に
ルカ君も…
ルカ：「いや…月島こそ先にどうぞ…」と言ってくる。
2人でお先にどうぞ合戦を何回か繰り返しているうちに…思わず可笑しくなり2人でプッと笑ってしまったのだった。
ルカ：「月島おかえり。少し顔色が良くない様に見えるけど…大丈夫か？」そう少し心配そうな
表情で聞かれ…
貴方：(何でバレたんだろう…確かに少し疲れてはいるけれど…)そう心の中で思いながら
私は、咄嗟に笑顔を作り
「そう？別に何ともないんだけど…でもルカ君心配してくれてありがとね」と話すと…
ルカ：「いや／／俺の気のせいならいいんだ。でも…あまり無理はするなよ？何か困った事
とか有れば俺も力になるから」と話してくれたのだった。
次の日の朝…。
私は両手に抱えきれない程のお土産を手に…
教室へ向かっていると…ふと後ろから声を掛けられる。
鳴海：「えりかちゃん♪久しぶりだね♪
そんなに荷物を持っていたら前も見えないし
危ないよ？」
そう言い鳴海先生は…荷物の半分を私から取り
一緒に教室へと運んでくれる。
貴方：「鳴海先生ありがとうございます。
正直とても助かりました…」と話す私に…
鳴海：「いえいえ♪これくらいなんてことないよ♪えりかちゃん…君はもう少し誰かを頼る事を覚えなさいね♪」
そう私に言い残し…鳴海先生の去っていく
後ろ姿を見ながら…
貴方：(前にも同じ様な事を言われた様な…
これってデジャヴ…？)と…一人で思っていたのだった。
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かぴ(プロフ) - 舞さん» 舞様。応援コメントありがとうございます！これからも楽しんで頂ける様な作品作りをしていきます！コメントありがとうございましたm(__)m (2019年5月2日 22時) (
レス) id: e2ca91722a (このIDを非表示/違反報告)
舞 - 続き楽しみにしてます！ (2019年5月2日 14時) (レス) id: bf1b0cff62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秋桜 | 作成日時：2019年4月18日 23時
