第81話 ページ39
2月のメインイベントで有るバレンタインも終わりを告げ…平穏な学園生活に戻った今日この頃。
いつもの様に生徒会の朝の仕事を終わらせた後
教室に向かうと何やら教室内がざわついており
何でも新たな転校生が来るとかで…教室内はその話題で持ち切りとなっていたのだった。
「「転校生」」と言うその言葉にバレンタインの時に痺れ薬を挨拶代わりに…と言い飲まされた不気味な少年の事を思い出す。
貴方：「そういえば…あいつ転校生してくるとか何とか変な事言ってたっけ。でもまさかね。」
と不安要素を頭の中から必死に取り除こうとしていると、鳴海先生がいつも通り明るい表情で
教室へと入って来たのだった。
鳴海：「はい。皆さんおはようございます♪
うんうん♪皆ちゃんと揃っているね♪それでは今から出席簿読み上げるので名前を呼ばれたら元気に返事をする様にね♪」
といつもの様に点呼をする鳴海先生の姿に私は一人安堵の表情を浮かべていると…クラスメイトの一人が鳴海先生に問い掛ける。
クラスメイト1：「おい！ナル！転校生が来るって話を聴いたんだけど…紹介しないのかよ？」
との言葉に、鳴海先生はすっかり転校生の紹介を忘れていた様で…私の祈りも虚しく鳴海先生の紹介で転校生は教室へと入って来る。
入って来た時の彼の印象は、初めて会った時とは全く別人の様に明るく振る舞っており…何も知らないクラスの女子達は突如現れた美少年転校生に黄色い歓声をあげていたのだった。
暁君は、簡単な自己紹介を済ませると何やら鳴海先生にこっそり耳打ちをすると…鳴海先生は
鳴海：「はい♪いきなりですが2月の終わりと言う事で切りが良い事も有り席替えをしたいと思います♪」
と言い始めクラス内にどよめきの声が溢れ始める。
クラスメイト3：「え！？何でこのタイミングに？」
クラスメイト5：「そうだそうだ！いくら何でも急過ぎるだろ！理由もこじつけっぽいし！」
とクラスメイトの数名が文句を言い放つも、その反対の言葉を聞いて居なかったかの様に鳴海先生は着々と席替えのくじの用意を始めると
鳴海：「はいはい！皆静かに！転校生の暁君が早くクラスの皆と仲良く慣れる様になる為の
意味も込めての席替えだから♪皆そんなに文句を言わない♪では、くじ引きを順番にしてください♪」
との鳴海先生の掛け声に皆促され…くじ引きを終えるとそれぞれ新しい席に着席をしたのだった。
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かぴ(プロフ) - 舞さん» 舞様。応援コメントありがとうございます！これからも楽しんで頂ける様な作品作りをしていきます！コメントありがとうございましたm(__)m (2019年5月2日 22時) (
レス) id: e2ca91722a (このIDを非表示/違反報告)
舞 - 続き楽しみにしてます！ (2019年5月2日 14時) (レス) id: bf1b0cff62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秋桜 | 作成日時：2019年4月18日 23時
