第73話 ページ30
入院から一週間がたち今日めでたく退院日を迎えた私は蜜柑ちゃん達に連れられ葵ちゃんを見送りに学園の門の所まで来ていると
蜜柑：「葵ちゃんえりかちゃん連れて来たで♪」と蜜柑ちゃんが葵ちゃんの傍に連れて行ってくれる。
葵：「えりかちゃん？わぁやっぱり思った通り美人さんだったのね／／」と可愛い笑顔で視線を合わせ微笑む葵ちゃんに
貴方：「葵ちゃん…目が見える様になったのね良かった。」と話すと
葵：「えりかちゃんが私を地下牢から連れ出してくれたお陰だよありがとう。」と笑顔で私にお礼の言葉を話してくれ
その後少しの間棗君と葵ちゃんは二人きりで別れを惜しんだ後笑顔で葵ちゃんは皆に手を降り学園を後にしたのだった。
それから何事もなく数日が過ぎ今日は初等部のみで行われる能力別授業の日！
貴方：(何やら教室が騒がしいけど何があるんだろう？)と思い隣の席のルカ君に何が有るのか聞いてみると
ルカ：「今日は授業でアリスストーンを作るらしいよ。」と教えてくれたのだった。
貴方：(アリスストーンって一体何なんだろ？)と思いながら首を傾げていると
チャイムの音と共に各能力別クラスの先生方が教室へと入って来てアリスストーン作りの実習が始まり告げる。
私は体質系の為、鳴海先生からアリスストーンとは「大切な誰かを思いやる強い気持ち」から生まれるのだと言うアドバイスを聞いた私はどのアリスを結晶化させようかと一人頭を悩ませていると
ふと皆の笑顔が脳裏によぎり…一か八か三つのアリスを一つのアリスストーンに込められないかこっそり試す事にしたのだった。
貴方：(私のアリスで大切な人達の笑顔と幸せを守れます様に。)と静かに目をつむり大切な家族や蜜柑ちゃん達そして先輩方の顔を思い浮かべていると手のひらが熱くなり微かな重みと共にピンポン玉位の大きさのアリスストーンが手のひらに現れる。
色は見かけ濃い青色だったが光にかざすと
オーロラの様にピンクと緑そして水色の線がキラキラと輝いて見えたのだった。
そんな私の所へタイミングよく鳴海先生が見回りにくる。
鳴海：「えりかちゃんどうかな？上手に出来たかな？と私の手のひらを覗くと流石スペシャルは伊達じゃないって所か…」と感心の溜め息を漏らした後
「えりかちゃん一発で成功とは良く頑張ったね♪」と鳴海先生が私の頭を優しく撫でながら褒めてくれたのだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 24人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かぴ(プロフ) - 舞さん» 舞様。応援コメントありがとうございます！これからも楽しんで頂ける様な作品作りをしていきます！コメントありがとうございましたm(__)m (2019年5月2日 22時) (
レス) id: e2ca91722a (このIDを非表示/違反報告)
舞 - 続き楽しみにしてます！ (2019年5月2日 14時) (レス) id: bf1b0cff62 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：秋桜 | 作成日時：2019年4月18日 23時
