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第72話 ページ29

寮へと戻った私の元に皆が直ぐ様駆け寄ってきてお説教を喰らう。

蜜柑:「えりかちゃんのアホー!!いくらうちらを守る為だからと言って無茶のしすぎや!!どんだけうちらが心配してたか分かるか?えりかちゃんにもしもの事があったらって…うちら本気で心配して。」そう涙ながらに話す蜜柑ちゃんに皆も同意見の様で…

それから二時間程の間、皆の前で正座をさせられ代わる代わるお叱りの言葉を受けた後

私の疲労は、緊張とアリス全力使用でピークに達していた様で倒れてしまい入院を余儀なくされたのだった。

入院中私は、今回の騒動を起こした張本人として何かしら罰則が有るだろうなと覚悟していたが無事何事もなく事態は終息を迎えた様で一人病室で安堵のため息をついていると

扉のノックの音と共に静先輩がお花を持ちお見舞いに来てくれたのだった。

静先輩の姿を見た瞬間に私はまず謝罪の言葉を掛ける。

貴方:「今回静先輩や姫様に色々とご迷惑をおお掛けしてしまった事大変申し訳ありませんでした。学園の方から何かされませんでしたか?」そう心配そうに話すと

山之内:「静先輩は、いえ私達の方は大丈夫よ。寧ろ貴女の方が大変だったそうじゃない。姫様もご心配なさってたわよ。退院したら一度ぜひ顔を見せてあげて…とても喜ぶと思うわ。」
と優しく話してくれたのだった。

「それから後程櫻野君と今井君がお見舞いに来ると言っていたから覚悟しておいた方がいいかも知れないわね。二人も貴女の事とても心配していたから。」

そう面白そうに静先輩は私に話した後、「お大事にね」と言いながら綺麗な笑みを浮かべ病室を出ていったのだった。

貴方:「あちゃー知られちゃったか…秀先輩と昴先輩は一体どこでその情報を聞きつけたのだろうか…二人共怒ると怖いんだよな。」

そう小声で呟くのとほぼ同時に後ろから秀先輩と昴先輩の声が聞こえてくる。

二人:「誰が怖いだって?」そう背後で話された私は

貴方:「ご…ごめんなさい。」と反射的に思わず正座し謝っていると

二人:「しっかりと反省しているならいいんだよ。でも今後は一人で無理をし過ぎないで誰かを必ず頼る事!僕らも君の力になるからね」と言いながら秀先輩と昴先輩は優しく私の頭を撫でてくれ

貴方:(頭を撫でられるのって本当安心するな)と思いながら皆の優しさに感謝せずにいられないのだった。

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かぴ(プロフ) - 舞さん» 舞様。応援コメントありがとうございます!これからも楽しんで頂ける様な作品作りをしていきます!コメントありがとうございましたm(__)m (2019年5月2日 22時) (レス) id: e2ca91722a (このIDを非表示/違反報告)
- 続き楽しみにしてます! (2019年5月2日 14時) (レス) id: bf1b0cff62 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:秋桜 | 作成日時:2019年4月18日 23時

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