第65話 ページ22
その後の娯楽でも花姫の蜜柑ちゃんに対する
扱いが酷く私はこっそりまたアリスを使おうとしていると
蛍:「えりか…次は私に任せて頂戴。」と
黒い笑みを浮かべながら自分の発明品で有る
福笑いを使い復讐を嬉々としていたのだった。
そんな皆の楽しそうな表情を遠巻きで寂しそうに見ていた蜜柑ちゃんに私は声を掛ける。
貴方:「蜜柑ちゃん!ちょっとこの会場を抜けて花姫殿の中を一緒に散歩しない?実はさっきから探索したくてうずうずしてて」と
笑顔で話し蜜柑ちゃんの手を取り会場を後にしようとしていると、姫様に呼び掛けられる。
姫様:「雪柳の君。花姫殿を散策するなら案内役を一人連れて行くが良い。その方がより花姫殿を楽しめる事でしょう。」
「そして一つだけ忠告を…くれぐれも案内された場所以外の所は立ち入らぬ事。もしそれを破れば何が起こっても知りませんよ…」そう静かに
話され私達は会場を後にしたのだった。
貴方:「やっと外に出られたね〜私にはあの空間息苦しかったから抜け出す為に蜜柑ちゃんを巻き込んじゃってごめんね。。」
そう大きく伸びをしながら蜜柑ちゃんに話していると
蜜柑:「いや…寧ろえりかちゃんに抜け出さないか?と誘って貰えた時うち凄く嬉しかったんや。ずっと気に掛けてくれてたやろ?」
「ほんまえりかちゃんにはいつも助けて貰ってばかりやな」と私の大好きな笑顔で私に話してくれる。
貴方:「だって私達親友でしょ?大切な親友の笑顔を守るのは当然だよ!蜜柑ちゃんの笑顔には周りを明るくして…元気づける力があると私は思うの。」
「だから蜜柑ちゃんにはいつも皆の傍で明るく笑っていて私達が道に迷わない様に照していて欲しい。それが私の願いかな。」そう蜜柑ちゃんの手を握りしめ話したのだった。
2人だけの空間を作っていると、背後から遠慮がちに「あの…」と声を掛けられる。
貴方:「あ、若竹の君すみません。放置状態になってしまって。」
若竹の君:「いいえ。お二人は本当に仲が宜しいのね。私もアリスとは一切関係なくそういう親友が作りたくなったわ」と微笑ましそう話していたのだった。
それから私と蜜柑ちゃんは、若竹の君こと
ユーリ先輩に花姫殿の中を丁寧な解説と共に
案内して貰ったあと、皆の待つ会場へと戻ったのだった。
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かぴ(プロフ) - 舞さん» 舞様。応援コメントありがとうございます!これからも楽しんで頂ける様な作品作りをしていきます!コメントありがとうございましたm(__)m (2019年5月2日 22時) (レス) id: e2ca91722a (このIDを非表示/違反報告)
舞 - 続き楽しみにしてます! (2019年5月2日 14時) (レス) id: bf1b0cff62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:秋桜 | 作成日時:2019年4月18日 23時