青春を謳歌したまえ。【澤村大地】 (ページ11)

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10：早朝練ページ11

貴方side

田中が珍しく鍵当やるって言うから、スガさんに

『ぜっっったいなんか企んでるんだと思うんですけど、』

菅｢あれは企んでるね、

俺明日ちょっと早く来てみるから大地には内緒な？｣

早朝練とかかな。

『リョーカイです！』

明日は朝から大地さんと二人かなぁー！

嬉しい！！

『大地さぁーーーんん、！明日朝一緒に行きましょー！！』

大｢なんでそんな急に…？笑｣

『いいですか？やなんですか！？どっちですか！？』

大｢いやじゃないよ。行こうか、笑｣

『やったー！！！』

そして火曜日。

大｢おはよう。｣

『おはようございます！』

今日も一段といっけめーんな大地さんと合流して

田中達のためにちょっとゆっくりめに学校に向かうと

大｢でもなんで急に誘ってくれたの？｣

朝は家が同じ方向で近いからばったり遭遇で

一緒に行くことは多かったけど、誘ったのは初。

だから大地さんが疑問に思うのは当たり前で…

『べっ、別に意味は無いんですけど、ちょっと

聞きたいことがあって…』

大｢あ、そうなの？？なに？？｣

そう。私は聞いてないのです。

日向と影山にあそこまで

厳しい理由を←1年にちょっかいかけてたから。

『なんで、あんなに影山と日向に厳しいのかなって

思いまして…』

大｢そっかー。あの時ゆのいなかったもんなぁ｣

『？？？』

大｢去年のあいつらの試合見たろ？

影山は中学生としてはずば抜けた実力を持ってたはずなのにいまいち結果は残せていない。

でも中学と違うのは

今影山と同じチームに、日向がいる。

類い稀なスピードと反射神経を持っていて

加えてあのバネだ。

ゆのの目にはあいつのバネどれくらいに見える？｣

『そうですね。あのバネは、5。

満点って所でしょうか、でもバネと体力くらいで

あとはスピードもか、ってくらいですよ。』

大｢そうだろうなぁ。

対して影山は高い技術を持ったセッターで

自分のトスを打てる速いスパイカーを求めてる。

あいつら単体じゃ不完全だけど才能を合わせたら｣