ろく ページ10
Aside
『おはようございます……』
私は重そうにリビングのドアを開け、ソファーに座っている君に話し掛けた
る「あ、おはようございます。
ご機嫌ななめですか?」
『子供みたいに扱うの辞めて貰っていいですか。』
だって昨日寝れなかったんだもん!
あれからるぅとくんの事を変に意識して寝れなかったんだもん!
『ていうかこれじゃ不便すぎません?
服もなんにもない状態とか』
る「そうですねぇ、今日は買い出しにでも行きますか?」
_
る「どんな服がいいですか?」
『お部屋できれる服とかならなんでもいいです』
彼はうーん、と私の服を選んで悩んでる
る「僕の趣味が合うかどうか…w」
『きっと合いますよ、だって分身ですもんw』
と、言うわけで服を2、3着買った
『次は……言いづらいんですけどその……』
る「?はい?」
『そのぉ……下着………買ってきてもいいですか?』
そう言うと彼は顔を真っ赤にし、驚いた顔をした
これなんだよなぁ、男女同棲の難しい所
る「…あ、っと……お金、渡すので買ってきて貰って………」
『は、はい……』
_
『今日は楽しかったです。ありがとう。』
夕方の帰り道、私と彼は隣を歩く
る「お洋服買っただけですけどねw」
彼は優しく笑いかける
『るぅとくん、恋ってなんですか?』
る「…えっ?はぁ?」
私が抱いた疑問に、彼は更に疑問を持つ
『知りたくなって』
る「…うーん、その人が好きで夢中になっちゃうこと……でしょうかね?」
『…じゃあ、好きってなんですか?』
る「ぅえっ!?…また難しい質問ですねぇ〜…
かっこよく言うならば、嬉しいとか、悲しいとか、そういう感情を全部プラスした気持ちだと思いますよ」
彼はそう教えてくれた
じゃあ、私は
『…じゃあ、私、るぅとくんの事好きです。』
る「…えっ、
はっ!?」
『るぅとくんに恋してます。
大好きです。』
そういうもんなんだろう、と
私は言った
る「A、そういう事は迂闊に言ってはいけませんよ」
『本当ですか?
でも、今の説明を聞いて私はるぅとくんの事好きなんじゃないかなーって思ったんですけど。』
る「勘違いですよ、きっと。
…僕も、Aの事好きだったりして(ボソッ)」
知らない事は、全部あなたが教えてくれた
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ぎんちゃ - 小説、僕の好きなタイプにどハマりでした!すごく面白かったです!続編楽しみにしてまーす (2019年8月27日 15時) (レス) id: 0da634450a (このIDを非表示/違反報告)
カナリア(プロフ) - 大体の推理合ってたw絶対的に終わらないって言うw面白かったです! (2019年7月3日 16時) (レス) id: 0cf1c80018 (このIDを非表示/違反報告)
かぁのん(プロフ) - 鳥肌たちました…!!凄いですね!! (2019年6月23日 12時) (レス) id: 67ca86b12e (このIDを非表示/違反報告)
ののかれん - 続編作ってほしいです (2019年6月15日 2時) (レス) id: 5e57fb77ea (このIDを非表示/違反報告)
まめ(プロフ) - 続編作って欲しいです! (2019年6月14日 21時) (レス) id: 1c9b7051d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えりっきー | 作成日時:2019年5月4日 12時