さん ページ6
るぅとside
夕方____
やっと2人は帰って行った。
帰り際にこんなこと言われた。
こ「ちゃんとゴム付けろよ」
る「余計なお世話です!!!そんな事しません!!!」
まぁそんな馬鹿な話は置いといて…
Aが絶賛1人でお風呂に入るのを怖がっています
る「大丈夫ですから」
『いやぁぁなんか怖いーー!お化け出てきそうー!』
る「出てきませんっ!!」
こんな無限ループが続いています。
困ったなぁ…一緒に入る訳にも行かないし…
『いやだぁ1人怖いぃ』
る「我慢してくださいっ」
『無理ぃぃ』
る「じゃあ待ってますから!」
『え?』
る「何処にも行かないで待ってますから!」
『……絶対待ってる?』
る「はい!」
と、言うわけで僕はAのお風呂が終わるまで脱衣所で待つことになりました。
だいたい1分おきくらいに
『ねぇ居る?』
と聞かれます。
少し眠くなってきたなぁと思い欠伸をしていた頃、
『きゃあああっ!!!』
『あ、自分の顔だ。』
自分の顔だ。と安心している様だが、時既に遅し。
僕はその時ドアを勢い良く開けてしまったのだ。
る「あ…えっと…」
『……るぅとくんの、変態っっ!!!!!!!!!!』
『ごめんねるぅとくん、さっき引っぱたいちゃって。』
る「大丈夫ですよ。僕が悪いんですから。」
ゆっくりとドアが開き、中から出てきたのはバスタオルに身を包んだ彼女。
濡れてて少し色っぽい。
彼女は、バスタオル姿だと言うのに僕のほっぺを心配していた。
『まだ少し赤い…もう痛くない?』
る「大丈夫ですからっ!ちゃんと服着てください……」
だんだん語尾が下がっていく僕に対して彼女はやっと理解をしたのだろう。
少女漫画の主人公がするありきたりな動き、ガバッと両手で胸を抑え込む。
『着る服…私…』
状況を理解すべきなのは僕だったのかもしれない。
彼女は、パジャマが無いのだ。
る「ぼ、僕ので良ければ…」
『そ、それで…』
二人とも顔を赤くしながら会話し、まともに目を見れないという事態。
僕は焦ってパジャマを取り出した。
1番小さいサイズだけど、まだAにはブカブカかもしれない。
そう思いながら、パジャマを差し出した。
『あ…ありがとう。その、着るから…もう…』
要するに出てけと言うんだろう。
る「分かりました。着たらリビングに来てください。」
そうして僕はリビングに向かい、暫くして
『変じゃないですか?』
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ぎんちゃ - 小説、僕の好きなタイプにどハマりでした!すごく面白かったです!続編楽しみにしてまーす (2019年8月27日 15時) (レス) id: 0da634450a (このIDを非表示/違反報告)
カナリア(プロフ) - 大体の推理合ってたw絶対的に終わらないって言うw面白かったです! (2019年7月3日 16時) (レス) id: 0cf1c80018 (このIDを非表示/違反報告)
かぁのん(プロフ) - 鳥肌たちました…!!凄いですね!! (2019年6月23日 12時) (レス) id: 67ca86b12e (このIDを非表示/違反報告)
ののかれん - 続編作ってほしいです (2019年6月15日 2時) (レス) id: 5e57fb77ea (このIDを非表示/違反報告)
まめ(プロフ) - 続編作って欲しいです! (2019年6月14日 21時) (レス) id: 1c9b7051d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えりっきー | 作成日時:2019年5月4日 12時