君の声 (ページ37)

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37話ページ37

もうここどこなのよ！

出口が全然わからなくて私はその場でうずくまる

なんでこうなるの？

わかってる、、、自分がわがままなのも自分だけが不幸じゃないってことも

でもなにかを責めずにはいられないんだもん

なんで私なのって、、、

しゃがんでる私の前に黒い影がしゃがんでくる

顔あげるとそこに来たのはジヨン

「なに？」

ジ「なにってAを迎えにきた」

「ソンミは？」

ジ「ソンミちゃんは先に帰ってもらった』

「さっきはごめんなさい」

ジ「こっちこそ言い過ぎた、、ごめん」

「あとからソンミにもほかの人達にもちゃんと謝る」

「うん、、、ソンミちゃんは大事だ親友だろ？メンバーには俺からと言っと凄いA心配してたから」

「ねぇ、、さっきジヨン言ったよね？私がこんな風になったのは誰のせいでもないってだとしたら神様のメッセージはなに？」

ジ『神様のメッセージ？』

「そう、、、私をこんな風にした神様のメッセージは……なに？」

ジ「神様のメッセージはないよ、、神様のメッセージなんてないただ不幸がきただけ、、でも前話しただろ？俺にはプランがあるって」

「プラン？」

ジ「そっ！Aを音の闇の中から救う、、俺がAを音の闇の中から救う」

私はその言葉を聞いて泣きながらジヨンにぎゅーと抱きつく

少し漏れてしまう声

声を漏らしながら泣くなんて初めてだ

出ないわけじゃない声

耳が聞こえなくなってからも声は少しだせた

でも変だと発音もちゃんと話せるわけでもない、、、出せなくなった声

「私、、、変な声で泣いてる」

ジ「そんな事ないよ」

「カエルよりはマシでマライアキャリーより酷い声、、、そんな感じ？」

ふっと笑いかけてくれて頭を撫でてくれるジヨン

「ねぇ、、、もうちょっとだけ泣いていい？」

良いよと言ってくれたように私をもう一度抱きしめてくれるジヨンの優しさに涙が止まらなくなった