君の声 (ページ15)

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15話ページ15

なんで俺はすぐにそんな事ないよって汚くなんかないって言えなかったんだ

最後のAの顔が頭の中にずっと残っていて胸が苦しくなる

ヨ『最近は機嫌が良かったのにそんな溜め息ばっかりでどうしたの？』

ジ『んー？いやちょっとね、、、』

ヨ『あの耳の聞こえない子のこと？』

パッとヨンベを見る

ジ『………なんでそう思うの？』

ヨ『そんなのわかるよ笑最近ずっと手話の練習ばっかりだったのにこの前からしてないし』

ジ『そっか、、、』

ヨ『………もしかしてその耳の聞こえ』

ジ『Aね』

ヨ『その、、Aちゃんの事好きになったとか？』

ジ『はぁ？！なんでそうなんの？』

ヨ『てっきり好きなのかと思ってたよあんなに一生懸命手話を練習したり返信が来ないかなーってずっとAちゃん待ってたり時間があれば会いに行ってたり』

ジ『待って！なんで会いに行ってんの知ってんの？』

ヨ『スンリがお母さんからまたジヨン来たって聞かされるらしいよ笑』

スンリのやつめ！

ヨ『それに、、、ジヨンAちゃんと会ってから楽しそうだから、、、でもジヨンには彼女いたね』

ヨンベの言葉と優しそうな笑顔に俺は一瞬泣きそうになるのを抑えて

ジ『ヨンベ、、、俺Aに酷いことしたかもしれない』

ヨ『喧嘩でもした？』

ジ『違う、、、Aの耳が聞こえなくなった理由聞いたんだ』

俺はゆっくり話し始めるとヨンベはなにも言わず俺の話しを聞いてくれた

ジ『それで耳が聞こえなくなってもその女は満足できなくてAを何人もの男に襲わせたらしい、、、その時Aは私の体は汚いでしょって、、、俺なにも答えられなかったそしたらすごい悲しそうな顔で笑ったんだ』

ヨ『ジヨンは汚いって思ったから言えなかった？』

ジ『思ってない、、、ただなんて声かければいいのかわからなかったなんて言えばAは救われるのかってそしたらなにも言えなかった』

ヨ『そっか、、、』

ジ『ヨンベ、、、俺はあの時どうすれば良かったのかな？』

ヨ『わからない、、、わからないけどAちゃんがそんな事話してくれたのはジヨンだからなんじゃないかな？別にジヨンから傷つかない言葉をが欲しかったわけじゃないんじゃないかな？勝手な憶測だけど』