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「降谷さん、こちら制圧完了しました！アメリカの方も少し前に片付いたそうです…残りは、ジン、ベルモット、ヴェスパーだけです」
「了解。ヴェスパーは今、僕の目の前にいる。応援を数人、隣のビルの屋上まで頼む。ジンとベルモットの所在は不明だ」
報告を終えて手錠を取り出そうとした時Aの叫び声が聞こえた
『零くんっ！！！』
ドンッと腰の辺りに衝撃を感じて、飛びついてきたAと一緒に尻もちをつく
「A！？」
さっきまで僕が立っていた先のフェンスがカキィンと甲高い金属音を立てた
『ドアの、とこ…』
Aは屋上の入り口を指さす。そこに立っていたのは、まだ煙が出ている銃を持ったジンだった
Aがいなかったら、僕は撃たれていたのか…
「ジン…！！」
「組織を裏切ったお前を野放しにする訳にはいかねぇからな…安心しろ、バーボン。お前もこの女もすぐにあの世に送ってやる」
ジンは赤井に肩を撃たれているはずだ。黒い服を着ていて血は見えないけど、狙撃だっていつも通りにはできないだろう。会話を続けながら、隙を作れば確保出来るか？
「ふざけるな！Aを死なせたりなんてしないし、僕だってこんな所で死ぬつもりはない！」
「ハッ…先にお前を殺すとしよう、バーボっ！！」
ジンが言い終わる直前、奴は持っていた銃ごと数メートル後ろに吹っ飛んだ
コロコロ…と一緒に転がって行ったのはどこかに落ちていたであろう空き缶
「コナンくん！！」
「安室さん！！大丈夫！？」
階段から飛び出してきたのはコナンくんと風見だった
「風見、ジンを頼む！まだすぐには動けないはずだ！」
「は、はい！！」
「一体何がどうなってんだよ！」
困惑しているヴェスパーの声が聞こえる。僕はその声を無視して、ヴェスパーに近づいた
ジンはまだ空き缶の衝撃が抜けきっていないようだった
「く、来るな！撃つぞ！！」
「撃てばいいさ。銃弾の速さはおよそ秒速400m。この距離なら十分避けられる。観念するんだな、すぐに応援が来る。貴様らはもう、終わりだよ」
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ゆず(プロフ) - はるさん» コメントありがとうございます！最終話までお楽しみ頂けるように頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2022年6月4日 22時) (
レス) id: f7fb394352 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 見ててワクワクドキドキしてます！！今後の展開がとっても楽しみです！これからも頑張って下さい！ (2022年5月31日 1時) (レス) @page2 id: f8ea42caba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず | 作成日時：2022年5月27日 7時
