95 ページ7
名前)side
零くんの情報をよこせ、と言われて幹部らしきメンバーに代わる代わる暴力を振るわれたけど、私は何も言わなかった
これが、私に出来る精一杯の零くんへのお手伝いだから。零くんが絶対助けに来てくれる。それまでの辛抱だって自分に言い聞かせてひたすら耐えた
夜が明けて、次の日のお昼くらい。隣のビルに連れていかれて、同じような空き部屋に押し込められた
「ここで待ってろ…そのうちバーボンが来る」
ジンと呼ばれる男にそう言われて約1時間後、ウォッカが部屋に来て、連れ出された
『どこに行くの?』
「裏切り者の処刑場だ…」
隣のビルの一室に連れていかれると、そこには数人の男女がいた
それからは作戦通りに進んだ。私が窓を撃ち抜いて、それを合図に赤井さんの狙撃。それから公安やFBIの人達の突入
上手くいってると思っていたら、いきなりヴェスパーに腕を掴まれた
『離してよ!!』
ヴェスパーと零くんが睨み合って、その間に零くんが狙われて、風見さん達が助けて
目の前で起こっていることがあまりにも常識離れしていて、理解できないまま、引きずられるようにそのビルから出た
『いい加減にしてよっ!こんな所まで連れてきて…どうする気!?』
「囮になってもらうんだよ。バーボン、降谷を殺したがってる奴らはいっぱいいるからね…君がいればすんなり殺せそうだし」
飄々としたた態度を崩さないヴェスパーは、微笑みながらそう言った
「俺さー、ノックって最低だと思うんだよね。だって、騙して仲間の振りをしてるんでしょ?」
『貴方だって、公安に潜入してたんでしょ?』
「まー、確かに。でもジンは絶対にバーボンを許さないよ」
口角は上がっているのに目は少しも笑っていない。その瞳からは、一切の感情が読み取れなかった
673人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆず(プロフ) - はるさん» コメントありがとうございます!最終話までお楽しみ頂けるように頑張りますのでよろしくお願いします!! (2022年6月4日 22時) (レス) id: f7fb394352 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 見ててワクワクドキドキしてます!!今後の展開がとっても楽しみです!これからも頑張って下さい! (2022年5月31日 1時) (レス) @page2 id: f8ea42caba (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆず | 作成日時:2022年5月27日 7時