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動揺しているヴェスパーからは撃つ気配が感じられなかったから、銃を蹴り飛ばして腕をひねり上げる



予想していたよりも簡単に倒れ込んだ体に馬乗りになって手錠をかける



「1時59分、銃刀法違反で現行犯逮捕だ。もう諦めろ、ヴェスパー」



「…そうだね。どの道、僕もお前たちも助からないし」



どういう事だ?ヴェスパーの言葉が理解出来ずに尋ねようとした瞬間、グラりと屋上が、いやビル全体が揺れた



ドォン!!



「何だ!?爆発か?」



「その通りだよバーボン!このビルに爆弾を仕掛けておいた。2時ピッタリに爆破するよう設定してね。威力自体は少し弱いけど、直にここまで火が回る…俺もジンもお前もそこの女も公安もガキも!皆ここで死ぬんだよ!」



地面に倒れ込んだまま高笑いするヴェスパーに恐怖を覚えた。コナンくんも風見も一気に悪化した状況に苦しげな表情を浮かべていた



「残念だったなぁバーボン。下には組織の犯罪の証拠が置いてあった。もう燃え尽きちまうだろうぜ」



フラフラと立ち上がりながらジンがそう笑った



犯罪の証拠、そこには恐らく関わっていた企業や政治家なんかも書いてあるのだろう。だが、今の僕には関係がなかった



『零くん…』



「大丈夫だ。絶対、無事に戻るぞ」



今の僕の最優先は、不安そうな顔で立ち尽くすAと、民間人であるコナンくん、大切な部下の風見だ。3人を死なせる訳にはいかない



その為には、まずジンの動きを封じなければいけない。僕は覚悟を決めて、ジンに向き合った

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ゆず(プロフ) - はるさん» コメントありがとうございます!最終話までお楽しみ頂けるように頑張りますのでよろしくお願いします!! (2022年6月4日 22時) (レス) id: f7fb394352 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 見ててワクワクドキドキしてます!!今後の展開がとっても楽しみです!これからも頑張って下さい! (2022年5月31日 1時) (レス) @page2 id: f8ea42caba (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆず | 作成日時:2022年5月27日 7時

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