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何度電話を掛けても聞こえてきたのは無機質な機械音ばかりで送ったメッセージが既読になることすら無かった







玄関には鍵がしっかりと掛けられ、渡していた合鍵もご丁寧にポストの中に残されていた






…もう、終わったんだ






昨日は好きだと伝えてくれたのに、あれは嘘だったのだろうか。溢れ出る涙を押さえつけるように、零くんの香りが残るソファに顔を埋めた








『会いたいよ…零くん』







ひとしきり泣いてやっと涙が止まった頃、気がつくと時刻は既に3時を回っていた








(お腹も…空かないな)







けど、食べずに月曜日の体調に支障をきたす訳には行かず、昨日の残りのスープとサラダを無理やり飲み込んだ








再びソファに戻って、ぼんやりと壁を眺めていたとき、いきなり電話の着信音が鳴った








『もしもし、零くん!?』







「うわ、びっくりした。おれ、降谷ちゃんじゃないよ」







声の主は、零くんとヒロくんのお友達の萩原くんだった







『なんだ…』







「酷いなぁ…!それより、降谷ちゃんから"ごめん"ってメール来てて、連絡つかないんだよね…じんぺーちゃんも同じみたいでさぁ。Aちゃん、何か聞いてない?」







彼の口からその言葉を聞いた時、やっと止まった涙がまたこぼれ出した







「ちょ、Aちゃん!大丈夫?なんかあったの?」








『萩原くんっ…私っ…零くんに振られちゃった…』







「はぁ!?なんで!だってアイツ、プロポーズしたって!」







『私だって…わかんないよっ!』







「何考えてんだよアイツ!とにかく、仕事終わったら松田と班長と諸伏連れてそっち行くから、待ってて!」







『うん…』







私だけじゃなくて、みんなにも連絡してないなんて、本当に何かが起きているのだろうか






考えても考えても何も思い浮かばず、さらには半日も泣き続けた疲れが出たらしくいつの間にか眠ってしまっていた

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ゆず(プロフ) - まーみんさん» コメントありがとうございます!そうなんですよね、なぜか数話消えてしまいまして…抜けているところを書き終わったら続きも書いていくので、気長にお待ち頂きたいです! (2022年2月11日 13時) (レス) id: f7fb394352 (このIDを非表示/違反報告)
まーみん(プロフ) - ページが飛んでるなと思いました。テスト頑張ってくださいね!応援しています!テスト期間が終わって落ち着いたら、更新も待ってますねー! (2022年2月11日 8時) (レス) @page36 id: c8f47d3f67 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆず | 作成日時:2021年11月27日 23時

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