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私の願いが通じたのだろうか、人気のなかった駐車場に足早に近づいてくる足音が聞こえた
「ここで何してる！！」
「あら、ナイトのお迎えかしら？」
走ってきたのは、零くんだった
「彼女に近づくなと言っただろう！？」
私とベルモットの間に入り込み、今にも彼女に掴みかかりそうな零くんの背中に、酷く安心した
急いで駆けつけてくれたらしく、その肩は少し上下していた
「早く、帰ってくれませんか？これ以上、Aにあなたを近づけたくない」
「…仕方ないわね。今日は帰るわ」
髪をかきあげ、ベルモットが去っていくとバイクの音が聞こえた。零くんの様子から察するに、きっとベルモットのバイクだろう
『れ、零くん…』
「ごめんっまた守れなかった…！！」
ギュッと抱きしめられ視界が真っ暗になる。零くんの香りに包まれると、体の震えが収まっていくのを感じた
「あの女に、何か言われた？」
『本当の、お父さんとお母さんのこと。2人も、あの人に殺されたんだって…
ねぇ、零くん。あの人、誰なの？』
零くんの腕から抜け出し、顔を上げる。見えた彼の顔は悔しそうで、辛そうで、泣き出してしまいそうな顔だった
「ごめん。今は言えないんだ。けど絶対、僕が、僕たちがアイツらを捕まえてみせる！
Aには、指1本触れさせないから。信じてほしい」
真っ直ぐ私の目を見て言ってくれる零くんに、ＮＯとは言えなかった
本当はすごく怖いけど、信じていたい。そう思ったんだ
〜〜〜〜作者より〜〜〜〜
お話の区切りがいいので移行したいのですが、ページが少し残っているので、次回から番外編を書かせていただきます！
主人公が降谷さんと付き合うまでのお話です！
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ゆず(プロフ) - まーみんさん» コメントありがとうございます！そうなんですよね、なぜか数話消えてしまいまして…抜けているところを書き終わったら続きも書いていくので、気長にお待ち頂きたいです！ (2022年2月11日 13時) (
レス) id: f7fb394352 (このIDを非表示/違反報告)
まーみん(プロフ) - ページが飛んでるなと思いました。テスト頑張ってくださいね！応援しています！テスト期間が終わって落ち着いたら、更新も待ってますねー！ (2022年2月11日 8時) (レス) @page36 id: c8f47d3f67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず | 作成日時：2021年11月27日 23時
