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数日ぶりの我が家に帰り、少し休んだあとショッピングモールに向かった
3階の売り場を歩いていると見覚えのある人とすれ違った
(あれ、もしかして…)
気になって立ち止まると、私と同じように相手も立ち止まり、振り返っているのが見えた
「あの、宮咲さんですか？」
『はい、風見さんですよね！』
「そうです！昨日はお世話になりました」
彼＿＿風見さんは丁寧にお礼を告げると、声を潜めて私に尋ねた
「あの、降谷さんから聞いてなかったですか？」
『え？いえ、特に何も』
「実は今日、公安で指名手配をしている男がここで取引を行うとの情報が入ってまして、降谷さんも捜査に参加しているんです。正直、ガセネタだと踏んでいますが…
ですからてっきり、昨日にでも宮咲さんに伝わってると思ってました…」
『じゃあ、零くんもここに？』
「恐らく…あ、もし会われても"降谷零"さんではなく、"安室透"さんという体でお願いします」
風見さんはそれだけ言うと、腕時計を見て慌てたように会釈をして立ち去った
「ありがとうございました〜！！」
薄手のニットを1枚、購入してショップを出るといきなり腕を掴まれる
恐る恐る振り返ると、少し強ばった顔の零くんが立っていた
「やっぱり、君だったか…」
『透くん！さっき、風見さんから聞いた。今日ここでお仕事だったんだね』
「あぁ。伝えておけば良かったね。でも安心して？全てのテナントやトイレを探したけど、僕たちが探している男はいなかったから」
フッと息を吐いて表情を緩めながらそう言う零くん
お疲れ様、と労いの言葉をかけると嬉しそうに微笑んだ
『もう帰るの？』
「いや、順番に1人ずつ撤退することになっているから、僕はもう少しここにいるよ
一緒に回らないか？その方が自然だろ？」
頷いた私を見て、零くんがデートだな、なんて冗談を言った瞬間だった
甘くて、妖しい声が私たちの耳を揺らした
「Hi! What a coincidence,
…bourbon」
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ゆず(プロフ) - まーみんさん» コメントありがとうございます！そうなんですよね、なぜか数話消えてしまいまして…抜けているところを書き終わったら続きも書いていくので、気長にお待ち頂きたいです！ (2022年2月11日 13時) (
レス) id: f7fb394352 (このIDを非表示/違反報告)
まーみん(プロフ) - ページが飛んでるなと思いました。テスト頑張ってくださいね！応援しています！テスト期間が終わって落ち着いたら、更新も待ってますねー！ (2022年2月11日 8時) (レス) @page36 id: c8f47d3f67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず | 作成日時：2021年11月27日 23時
