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42.昴生side ページ42

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昴生「ん?あれ?」





公園でトゥールの散歩をしてると
前に見かけた事がある人がおった。







昴生「え?Aちゃん?」






パッとこっちを見て驚いたあと
何かに気がついて俺をじーっと見る。







「わ!!あ!昴生さん!」






そしてやっと俺やと気付いて近づいてくる。







昴生「何してんの?」





「…家出中です…(笑)」







え?家出?
竹内くんと喧嘩でもしたんか…







昴生「家出て!(笑)どないしたん?(笑)
あ!ちょっと待って!俺聞いていい事??」






「ん〜…昴生さんになら。」





昴生「あーほな家おいでよ!
外で話すのもアレやし、今日嫁さんもおらんから!」






そう言うと俺は
Aちゃんを自分ん家に連れて行った。







昴生「Aちゃん遠慮せず座っときな!
あ!今お茶出すからな!
TVつけたかったらつけてええねんで!」





「あははは!!!
もー昴生さんやめてください!!笑」





俺がバタバタとしてると
Aちゃんが爆笑し始めた。








昴生「え、なに?(笑)」







「ものすごくおばさんくさいです。笑」







昴生「え!本間に!?笑
こんな美人家にあげた事なんか無いから
あせっててん(笑)」





「あはは!…もーすごく元気出ました(笑)」





そうお腹を抱えて笑っているAちゃん。



やっぱりなんかあったんやな。




そう思ってお茶を出すと
Aちゃんの正面に座った。







昴生「話してみ?」







「竹内涼真との結婚の話は知ってますよね?」






昴生「うん。亜生との事も大体聞いてる。」






「…私さっき涼真くんと別れ話してきたんです。
でも、別れる方向に話が進まなくて
それで話し合いから逃げてきたんです。


もう気持ちが彼に戻る事はないって気付いたんです。
亜生さんが好きだって。
亜生さんの所に行きたいって。



だから彼の所に戻る事はありません。
お互い落ち着いて話し合いが出来る時が来るまで」







正直、亜生からの話を聞いてたら
なんやそれ2人さっさとくっついたらええやんけ
って思ってた。



けど、この子も色んな思いがあって
竹内くんの所にいてたんや。




そして亜生の事忘れようと必死に…





そう考えてると涙が出てきた。





「え?昴生さん?笑」





昴生「ごめんなぁ…泣いて(笑)
もー辛かったやろ。Aちゃん。」




なんで泣いてんねん。俺(笑)


そう必死に涙を拭う。

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minami(プロフ) - 奏さん» ありがとうございます!私の自己満で書いてるので皆さんは面白く思ってくれてるのかなー?って思っていたのでそう言っていただけて本当に嬉しいです!あまり早い更新ではないですが頑張りますね! (2019年9月5日 21時) (レス) id: 1a643e35c2 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - minamiさんはじめまして、奏といいます。minamiさんの作品、いつもキュンキュンしながら読んでます。これからも楽しみにしてます。 (2019年9月5日 20時) (レス) id: df4e83e4db (このIDを非表示/違反報告)
minami(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます!頑張りますね! (2019年8月20日 8時) (レス) id: 5f0679fbd2 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - まってました!!新作!!楽しみにしてます!! (2019年8月19日 20時) (レス) id: 61abf9094f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:minami | 作成日時:2019年8月17日 23時

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