39.あなたside ページ39
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今日は亜生さんとのしゃべくりの収録。
出番直前に亜生さんの隣に立っていると
初めて会った時のことを思い出した。
あの時は純粋に2人の漫才が好きで会いたかった。
会うと本当に素敵な人で
会うたびに好きになっていくのが止められなかった。
そして今も。
ああ…やっぱり無理や。
亜生さんの事を好きじゃなくなる事なんて。
私の横で笑ってる亜生さんの
大好きな笑顔を見て、私は決めた。
涼真くんと別れる。
『俺…まだ…』
そんな事を考えてると亜生さんがそう言っていた。
今の私にはその言葉の続きを理解するには十分で、
私もその気持ちに応えるかのように
亜生さんの手を握った。
そして何事も無かったかのように収録をする。
そして収録も終盤になってきた頃。
上田「そんなお二人からお知らせがあるそうです」
『はい！え〜高嶺の花というドラマが始まります！
僕演じる自転車屋とAちゃん演じる華道家の
格差恋愛、どうなるのか是非ご覧ください！』
上田「ではお二人ありがとうございました〜！」
こうして収録が終わり
私と亜生さんはまた別の番宣撮影の為また楽屋に戻る。
『Aちゃん、ちょっといい？』
楽屋に入る直前、亜生さんに呼び止められた。
私はうなずくと、亜生さんの楽屋へと入った。
『…さっきのやねんけど…』
「私、亜生さんがまだ好きです。」
言ってしまった。
もう止められへん。
亜生さんは少し戸惑ってる。
『や、でも結婚…』
「別れます。彼とは…
亜生さんが今私の事をどう思ってるかとか
今後付き合う付き合わない抜きにして
こんな気持ちでやっぱり結婚できません。
…この先もずっと、私は亜生さんの事
大好きなままなんだと思います。」
そう亜生さんの目を見て話した。
ぎゅ
すると亜生さんは私を抱きしめた。
『もう…そんなんずるいわ。』
「え？」
ちゅ
亜生さんはそう言うと私のおでこにキスをしてきた。
『別れるまではこれ以上はせぇへん。
言葉も言わへん。
でも今度はもうフったりせん。』
「ふふ」
私達は笑いあってもう一度抱きしめあった。
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minami(プロフ) - 奏さん» ありがとうございます！私の自己満で書いてるので皆さんは面白く思ってくれてるのかなー？って思っていたのでそう言っていただけて本当に嬉しいです！あまり早い更新ではないですが頑張りますね！ (2019年9月5日 21時) (
レス) id: 1a643e35c2 (このIDを非表示/違反報告)
奏(プロフ) - minamiさんはじめまして、奏といいます。minamiさんの作品、いつもキュンキュンしながら読んでます。これからも楽しみにしてます。 (2019年9月5日 20時) (レス) id: df4e83e4db (このIDを非表示/違反報告)
minami(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます！頑張りますね！ (2019年8月20日 8時) (レス) id: 5f0679fbd2 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - まってました！！新作！！楽しみにしてます！！ (2019年8月19日 20時) (レス) id: 61abf9094f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：minami | 作成日時：2019年8月17日 23時
