9.昴生side ページ10
亜生からAの出るコンサート
一緒に行こ言われたからええよゆーて
ついてきたものの…この服で正解なんか？
とりあえずスーツ着てきたけど。
『にぃ！おまたせ…』
亜生が俺を見て固まってる。
昴生「そんなもんでええの？服。
俺こんなキメてきてもたけど。」
亜生はおしゃれな感じの
グレーのセットアップの服を着てきてる。
『にぃ…とりあえず蝶ネクタイは外した方がええ』
昴生「ああ、本間？」
そう言って取ろうとすると…
「にぃ！」
Aが来た。
本番前に俺らの顔見たくて来たらしいけど
俺を見て固まった。
またや。
「こうにぃ…蝶ネクタイ…取ってな？」
昴生「取る！取るよ！！
こんなとこ来たことないからわからへんねん！」
『ふははは！気合い入りすぎや！笑』
昴生「はい。もうこれしまっときます。」
「あはは。今日は来てくれてありがとう。」
昴生「頑張りや。」
『終わったら飯でも行こや！』
「うん！じゃあ、準備してくるわ！」
そういってAは走っていった。
ーーーーーーーーーーーーーー
コンサートが始まって次はいよいよAの出番
『にぃなんか緊張するわ。』
と俺にすり寄ってくる亜生。
昴生「なんでお前が緊張すんねんな。笑」
"続いては〜…伴奏は三木A"
というアナウンスと共にAが出てきた。
Aは黒のドレスに身を包んでた。
そして演奏が始まった。
やっぱあいつはすごいわ。
昔からピアノ上手くて
大学の頃は何度か大会でも優勝してた。
なんでプロにならんかったんか不思議なくらい。
そう思ってパッと亜生を見ると
見たこともない優しい顔でAを見てた。
『にぃ。A綺麗な。すごいな。あいつ。』
昴生「そやな。」
小声で話してくる亜生。
俺は気づいてるで。亜生。
お前Aの事きっと…女として好きなんやろ？
ほんでAも亜生の事…
一番近くで見てきた。
今2人が特定の人を作らんのは
お互いの事を思いあってるから。
兄妹という壁を…
家族の仲を守り続けてるから。
Aの事を見る亜生と
亜生の好きなピアノを弾いてるA。
2人を見て思った。
応援も後押しもしたれへんにぃちゃんでごめんな。
そう思ったら涙が出てきた。
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minami(プロフ) - みかんさん» コメントありがとうございます！引き続き頑張って書くのでこれからもよろしくお願いします！ (2019年7月2日 22時) (
レス) id: afa5ac0d8b (このIDを非表示/違反報告)
みかん - めっちゃええ展開になってきた！！！！楽しみにしてます！頑張ってください (2019年7月2日 20時) (レス) id: d72ed25927 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 作品を作る度同じ注意をされないで下さい (2019年6月7日 1時) (レス) id: b946a130ab (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年6月7日 1時) (レス) id: b946a130ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：minami | 作成日時：2019年6月7日 0時
