神様なんて (ページ44)

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episode参拾捌ページ44

デンジ君が無事に永遠の悪魔を駆除してこのホテルも元に戻る

かれこれ半日…いや1日じゃ済んでない

最低でも3日はかかったはず…

「アキ…大丈夫？」

アキ「っ…すまない」

私より大きいアキの体を支えて姫野先輩はデンジ君をおぶる

デンジ君はぶっ通しで悪魔と戦ってたからな…貧血と疲労が同時に来てるんだろう

姫「デンジ君もお疲れ様、私とAちゃんで2人を病院に連れてくから新顔2人は報告よろしく」

「パワーちゃんも先にお家帰っててね？
ハンバーグの材料買ってなるべく早く帰るからお腹空いた暇だからって冷蔵庫やお部屋荒らさないように！」

パ「おう！留守番は任せとけ！」

.

その後2人は病院で必要な処置を済ませた

デ「Aさんはへーきなの？悪魔に喰われてたけど…」

「それが全然平気なのよねぇ
デンジ君と違って私を殺すつもりはなかったみたいだし、

むしろ傷つかないように丸呑みされたような…」

デ「ふーん？」

…そういえば昔からそういうものによく好かれてたっけ

それが悪魔とはまだ認識してなかったけど

幽霊とかきっとそういう類のもの

まあ今となっては悪魔もその中に混ざってたかもしれない

パワーちゃんにも妙に好かれるし…どうしてだろ？

帰ったら聞いてみよっかな

アキ「帰るぞ」

「え…？アキ君も？」

デ「早パイ入院って言われたじゃん」

アキ「このくらいどうって事ない」

「そ、そう？ならいいけど…お仕事は暫くダメよ？
マキマさんにも安静にするようにって言われてるんだから」

アキ「分かってる…買い物、行くんだろ」

デ「そーだ！特製ハンバーグ！！」

「任せといて〜！作るのはほぼアキ君だけどね〜」

デ「え！？」

「私卵料理しか出来ないの！」ﾆｺｯ

アキ「Aは卵料理と掃除洗濯物畳むぐらいしかまともに家事出来ないからな」

デ「そーなん！？！？めっちゃ意外……」

「そ〜？別にやってもいいけど…」

アキ「ダメだ(余計仕事が増える…)」

そんな他愛もない会話をしながら3人で病院出た