神様なんて (ページ28)

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spinoff (※設定諸々でっち上げのオリジナルなのでご了承ください) ページ28

3年前

Aが復帰してきて暫くした頃、早川は姫野とバディを組み

Aが受け持った任務でトラブルが発生し急遽この2人が応援要請された

*

久々の遠征任務で北海道に来た

季節は12月…北海道は寒くてずっと首都圏で過ごしてきた私にとって冬の北海道は凍えてしまいそうで…

「ﾍｯｸｼ…ｽﾞﾙｯうぅ……1人で都合いいからってバリバリ遠征飛ばしやがって…北海道の公安デビルハンターは何してるのよ…」

デビルハンターの人手不足は年々深刻になっていってるそうで

首都圏から地方に遠征で行く事は有り得ない事ではなくなってきていた

それでバディの居ない私は相方との都合合わせをしなくてもよく頼まれた次の日に行けるわけだから

こうしてマキマさん足で使われている…

でもまさかこんなに寒いとは思わず完全に舐めきっていた鳳凰 A…

「へ…へ……へっくしっ…ｽﾞﾙｽﾞﾙ……まさか風邪ひくなんて…はぁ……ついてないなぁ」

北海道到着後、用意された宿に泊まったもののあまりにも寒暖差が激しく

寝巻きは薄着派な私は翌日にしっかりと38.5度の熱を出した

悪魔も片付けられてなくてまともに立てもしなかったのでマキマさんに連絡したら応援寄越すって言ってくれた

ちなみに観光もしたくて有給使って帰る切符も5日後なのでまだ帰れずじまいに居る…

ｺﾝｺﾝ

「うぅ……は〜い…」

姫「やっほ〜応援に来た姫野で〜す…って本当に具合悪そうだね！顔真っ赤だよ〜？」

「姫野…先輩…ｽﾞﾋﾞｯ……まさか北国がこんなに寒いんなんて…」

姫野先輩とは同じ四課という事もあって良き飲み仲間

勿論心から気を許したことは一度もない…あの日から誰かに情を抱くのはやめたんだ

？「姫野先輩、早く片付けて帰りましょうよ」

姫「分かってるよアキく〜ん、Aちゃんに会うのも久々だったし心配だったから！」

「…？今のって…」

姫「あぁ、そういえばAちゃんは会うの初めてかも！」

どこかで聞いた事のあるような声がしてそれに反応すれば姫野先輩は「紹介するよ!!」って言って部屋の外に出て

その人物の背中を押して部屋に入ってきた

頭も痛くて目が霞む中、凝らしてみると見覚えのある人だった

姫「早川アキ君！私の新しいバディだよ!!」

アキ「お前…」

「へぇ…」

姫「…ん？なになに？2人とも知り合い…？」