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執行官 縢秀星
そう
俺は彼女に守られた
俺が監視官を盾にしたんだ
外は雪が降っていた
暗く冷える夜
「監視官はあそこにいる」
狡ちゃんに
教えてもらった場所には
血だらけになって
救護ドローンに
処置をしてもらっていた彼女がいた
「監視官…俺…」
もう合わせる顔も無かった
なのに俺を見るなり彼女は…
彼女は
なんて言ったと思う?
俺の手を握って
「無事でよかった…」
そうつぶやいて
…笑ったんだ
あの時の
乾いた笑顔じゃない顔で
俺は生まれて
はじめての感情に戸惑った
胸が締め付けられた
あんなこと言って
ごめんの一言も言えずに俺は
彼女の冷えきった
小さな手を握ったまま
泣き崩れた
この人なら俺はついて行ける
そう思えた
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ひとみん - 流羅羽さん» この小説最高です!泣いちゃいました(T-T)縢くんLOVE !更新頑張ってください!応援してす(^-^)/ (2013年4月22日 0時) (レス) id: 93a41fede7 (このIDを非表示/違反報告)
流羅羽(プロフ) - よかったです(* ̄∇ ̄)ノ更新が再開されて!忙しいかもしれないですが、楽しみにしてるんで頑張ってください!! (2013年4月21日 21時) (レス) id: e7912bf3c8 (このIDを非表示/違反報告)
奏美(プロフ) - すっごく面白かったです。更新楽しみです!! (2013年4月18日 17時) (レス) id: 51abe144b0 (このIDを非表示/違反報告)
ニノン(プロフ) - すみません、お待たせしました。更新頑張ります。 (2013年4月18日 10時) (レス) id: 8c4e8775ca (このIDを非表示/違反報告)
奏美(プロフ) - すっごく面白かったです。更新楽しみです!! (2013年4月1日 10時) (レス) id: 51abe144b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ニノン | 作成日時:2013年2月6日 21時