ファイナルミッション 4 ページ12
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「パートが一つ余ると思うんですけど、それはどうなるんですか？」
「いい質問だね。一つ余ったパートは、その曲のキリングパートを務める練習生が貰えるルールだよ。だからその曲でパートが少ない子はキリングパートを務められれば更に分量を増やすチャンスがある」
キリングパートに特権があるのは、最後のミッションでも変わらないらしい。
視聴者によって決められるキリングパートは自分に関係無いことだろうと割り切り、私はどのパートを選択しようか頭を悩ませた。
追い出される未来は見えているけれど、最後だしメインボーカルに立候補するのもいいかもしれない。
司会者がミッション曲とパート分けの開始を告げた。
呼ばれるであろう自分の名前に備えて、私は足を踏み出す。けれど、私の予想は外れることとなる。
「では、18位のナ・カムデン練習生からポジション選択をして下さい」
台から降りる準備をしていた私は、呼ばれた名前が自分のもので無い事に気が付き踏み出した足を引っ込めた。
隣のカムデンに顔を向けると、彼も丁度こちらを見遣っていて顔を見合わせた。
顔を司会者に向けると目が合い、私は控えめに手を挙げて疑問を呈した。
「えーっと...最初は僕じゃないんですか？一番順位低いですし」
「パク・A練習生ですね、君はちょっと待機しててくださいねー」
不穏だ。
パート分けで選択肢も与えることなく待機なんて予想外で、嫌な予感しかしなかった。
実は最下位にはパートすら振り分けられませんよ、なんて話だったりするのだろうか。パートは人数分あるしそれは大丈夫だと信じたいけど。
パート選択に行ったカムデンを見送り、ジョンヒョンを見送り、一人一人名前が呼ばれマスが埋まっていくのをただ眺めていた。
「A、先行ってるね」
遂に1位のハンビンも呼ばれてしまい、彼の選択をただ見守った。
彼は躊躇いながらもジェイを退けて、Hot Summerのメインボーカルを選択した。彼の貪欲な姿勢にはつくづく感心してしまう、勿論いい意味で。
「Aヒョン早くおいでー！」
ジュンヒョンに大声で手招きされるが、私だって早くそっちに行きたいのだ。
ジュンヒョンに便乗して野次を飛ばすゴヌクやケイタを軽くあしらい、司会の進行を待つ。
「そして！最後まで残ったのはA練習生ですね」
「はい、僕です」
「きっと今どうして一人取り残されてしまったのか不安に思っていることでしょう」
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ダリア(プロフ) - 更新ありがとうございます！ (3月14日 22時) (
レス) @page25 id: 942cc2825c (このIDを非表示/違反報告)
さえ(プロフ) - 続きが見たいです😭 (12月30日 14時) (レス) @page24 id: 5c6fd2a21e (このIDを非表示/違反報告)
無添加 - 感動してます、本当に更新されてる、、生きててよかった、、、です。 (9月26日 2時) (レス) id: 5066827cbd (このIDを非表示/違反報告)
すいみ(プロフ) - ダリアさん» こちらこそ嬉しいコメントありがとうございます💘この亀更新なのに待っていただけたなんて嬉し過ぎます😭あと少し、最後まで見守っててください✨ (9月17日 23時) (レス) id: 112579e6aa (このIDを非表示/違反報告)
ダリア(プロフ) - 更新ありがとうございます😭ずっと続きが気になっててほんとにありがとうございます😢😢 (9月11日 17時) (レス) id: 942cc2825c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すいみ | 作成日時：2023年6月16日 23時
