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ep.08 ページ8
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お仕事へ向かう和くんとばいばいして、
(凜ちゃんは早く向こう行け!って和くんを捲し立ててた)
わたしと凜ちゃんは学校へ向かう。
わたしたちもなんだかんだでもう二年生だ。
新学期が始まって、少しクラスにも慣れてきた5月。
わたしはこれからの出会いに。
今までの人生をも変えられてしまったんだ。
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「淳太先生、今日もブラックコーヒーが似合うねえ」
「褒めてんのか知らんけどはよ教室戻り。
このサボり魔。」
「淳太先生…ひどいなあ…」
わたしのことサボり魔なんて言ってくるこの先生は
保健室の中間淳太先生。
綺麗な栗色の髪と、骨格のしっかりした顔立ち。
気品漂う話し方とその容姿で学校の女の子達から人気だけど、
わたしの扱いがひどい。
保健室をこんなに利用してるの、わたしだけなんだけどなあ。
「淳太先生と話したいから、まだここにいるね」
「ほんまにあほちゃうか、自分」
なんて言いつつも、わたしのことを追い出さずに
話し相手になってくれる淳太先生は、
どこまでも優しい人だね。
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作者名：えり | 作成日時：2017年9月19日 22時
