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ep.41 ページ41
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次の日。
凜ちゃんと2人で屋上に。
「……そんなことがあったのね。
辛かったね……」
わたしの頭を撫でながら、寄り添ってくれる凜ちゃん。
「……でもね、ちゃんと和くんに
もう一回気持ちを伝えようって。
ちゃんと向き合おうって。決めたの。」
「……そっか。1人で、平気?」
「うん。平気だよ。
今日、和くんに会いに行ってくる。」
小瀧くんが、わたしの背中を押してくれたから。
一歩踏み出せそうな気がするよ。
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和くんのお店へ、迷うことなく
歩を進める。
だけど、ドアの前に立ったとき。
人生で一番じゃないかってくらいの緊張が襲ってきた。
手が震える。
息をするのもやっとなくらい。
また、和くんに拒絶されたらどうしよう。
怖い。怖いよ。
でも。
「和也さんは、絶対にAちゃんと
向き合ってくれるはずやから。」
小瀧くんの言葉を思い出して、
気持ちを入れ替える。
大丈夫。きっと、大丈夫。
ちゃんと、思いを伝えるよ。
わたしは、扉を開いた。
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作者名：えり | 作成日時：2017年9月19日 22時
