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ep.05 ページ5

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今思えば、笑っちゃう話しだけど。


たぶん、一目惚れだったんだと思う。




「え、えと…」



何も言えないわたしの手元の壊れた髪飾りを見て、
和くんは何かを悟ったのか



公園の端に咲いていた白い花を摘んで
編み始めた。




そうして出来た、一つのお花の輪っか。





それをいつまでもうじうじしているわたしの頭に、
ぽんと乗せた。




わたしの恋が、始まった瞬間だった。





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作者名：えり | 作成日時：2017年9月19日 22時

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