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ep.27 ページ27
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学校が終わって、帰り道。
「ねね、今日寄り道して帰らない?」
右隣に流星くん、
そしてなぜか手を繋いでくる左隣の小瀧くん、
そんな小瀧くんを引きはがそうとする
凜ちゃんを誘ってみる。
「Aちゃんのお誘いなら行くに決まってる〜♪」
と嬉しそうな小瀧くんと、「暇やしええよ」って
言ってくれる流星くん。
「Aが言うなら…」って渋々ついてきてくれる凜ちゃんを
連れて、ある場所へ連れて行く。
「いらっしゃい、A」
今日もわたしの大好きな笑顔で迎えてくれる和くんのお店へ。
三人を連れてきたのだった。
「和くん、お友達連れてきたよ。
この間この店に連れてくればって言ってくれたでしょ?」
そう言うと、そういえばそんな話したな、と和くん。
……だけど。
和くんは、
わたしの後ろを見るなり、驚いた様子で。
「友達って……男だったのか…」
なにか小声で呟いてたけど、わたしには聞こえなかった。
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作者名：えり | 作成日時：2017年9月19日 22時
