・話し合い ページ10
『……なんで、助けたの？皆からしたら俺は裏切り者なのに』
い｢それを言うならそっちもだろ｣
す｢ワトちゃん、身体痛いでしょ？回復魔法……｣
『いいよ、俺は使われる資格ないから』
こ｢で、でも……そうしたらワトくん血がいっぱい出てるし……このままじゃ……！！｣
『案外、それが俺に相応しい最期……なのかもね』
L｢……いい加減にしろよ！！！｣
暇｢……LAN｣
L｢お前は……いっつもそうだ。人には散々世話焼いといて、自分がその場に着いたら突き放そうとする……お前だって人間だろうが！！周りからどう言われたって、お前は……俺達からしたら大事な仲間に変わりないんだよ！！！｣
『……仲間……か』
み｢ワトくん……、俺の事助けてくれてありがとう！……俺、いっつもワトくんに助けてもらってばっかで、ずっとワトくんみたいに上手く魔法使えたらな〜って思ってたんよ。でも、今日……こうして、俺の覚えたこと全部使ってワトくんの事助けれたんがホンマに嬉しかった！……それぐらい俺にとってワトくんってホンマに大きくてさ……だから……｣
い｢俺らは、今のお前しか知らねぇ。昔お前に何があったのか、どうして魔族側についたのか……俺らには分からん。だから……聞かせろ、お前の全部。お前が過去にどうしてようが……俺らはお前を受け止めるから｣
『……ほん、とうに……？』
す｢逆に、俺らがワトちゃんの事……見捨てると思った？そんな訳ないでしょ｣
『……っ……！！』
こ｢ワトくん、怖かったらこさめの手握って！！ゆっくりでもいいからさ……こさめは知りたいよ。ワトくんの事全部｣
『……わかっ……た』
暇｢その前に怪我回復させねぇとお前死ぬぞ？｣
こ｢おっしゃこさめやっちゃうよー！！｣
す｢俺最初聞いたのに！！｣
こ｢……汝、傷ついたその身を癒さん事勿れ｣
『……ありがとね、こさ……めさん』
こ｢なんで急に！？今まで通り呼んでよー！｣
『は、反省の意味合いも込めて……』
こ｢そんなんええからー！！ワトくんにさん付けされるの悲しい！！｣
み｢お、俺の事も今まで通り呼んでくれるよね？｣
『……みこ……』
み｢……呼んでくれへんの……？｣
『み、みことちゃん！！』
す｢割といつも通りの風景だね｣
暇｢ま、変わらんのが1番だわな｣
い｢……で、話せそうか？｣
『……うん、少したどたどしくはなるけど』
L｢それでもいい。……聞かせてくれ｣
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結菜 - 主さんが描くシクフォニ短編集も本編もおもしろくて大好きです。ワトくんもかわいいです。シクフォニのメンバーの普段からのわちゃわちゃもクオリティが高くてすごいと思いました。 (5月11日 19時) (
レス) @page41 id: 1d90ef1b26 (このIDを非表示/違反報告)
月兎２(プロフ) - シクフォニの短編集最高で、一気に読んでしまいました。ワトくん最高!ボイシングの皆さんもカッコいいです。更新頑張ってくださいね、楽しみにしてます。 (4月1日 11時) (レス) id: 15b58e3eb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺大福 | 作成日時：2024年2月15日 22時
