(続き) ページ6
声のする方を振り向くと、そこにはいるまくんがいた
携帯を見て気づいた
そっか、あともう少しで皆と振り付けの練習の時間だ
｢やっほ、いるまくん早いね〜｣
｢お前も充分早いだろ。ゆーて練習まであと30分あるし｣
｢いるまくんも早くない……？｣
というか、俺何時間やってたんだ……？
携帯見てないから全然わかんない……
｢……ワト、お前どんだけ練習したん｣
｢え？｣
｢ペットボトルの量結構あるから｣
｢どれだけだったかな……、覚えてないや｣
｢お前なぁ……あいつら来るまで、休憩しとけ｣
｢や、それは……｣
｢なんで？｣
｢……俺、ダンスなんてやった事なくてさ、初めて振り付け練習した時にすっごい難しいんだなって分かってさ。……それをすんなり出来る皆が凄くて｣
｢俺だって最初ミスってたろ？｣
｢確かにそうだけど……でも、俺は簡単なステップにも手こずっちゃってさ、すごい申し訳なくなって……俺は振り付けとかダンスは皆より出来ないんだから、皆の倍頑張らないとって思ってさ｣
｢……お前、肩の力入りすぎ｣
｢え？｣
｢確かにライブってデカいし、緊張もするだろうけどよ……そんな力入りまくってたら、先にワトが限界迎えるぞ｣
いるまくんのその言葉は今の俺に痛すぎるくらい刺さった
本当のその通りだ
少しは休憩しないといけないのは分かってる
でも、気にしてしまうんだ。皆との差を
｢……｣
｢俺と同じ事、お前らも思ってんだろ？｣
｢え？お前らって……｣
｢出てこいよ！お前らぁ！！｣
いるまくんがそう言った瞬間、皆が入ってきた
｢……バレちゃったかぁ｣
気まずそうに入るすちくん
｢気づくの早すぎねぇ？｣
平然とした顔でそう言うなつくん
｢いるま勘良すぎるだろ！！｣
いるまくんにそう嘆くらんらん
｢そんなゴソゴソされてたら嫌でも分かるわ｣
呆れながらそう言ういるまくん
｢だって入りづらかったんやもん……｣
ブスーっと膨れるみことちゃん
｢こさめも！めっちゃタイミング伺ってたから！｣
興奮気味で腕をブンブン振り回すこさめちゃん
皆、聞いてた……？
俺は驚きで座り込んでしまった
｢皆……！あ、いや……さっきのは……｣
やばい、変な事聞かせちゃった
また皆に気を遣わせちゃう……
｢ワトちゃん、大丈夫だよ｣
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狐雪すぅ。 - †┌┘狐雪すぅ。└┐† ｶﾞﾊｧｯ… (4月8日 17時) (
レス) @page21 id: b6852b2992 (このIDを非表示/違反報告)
月兎２(プロフ) - シクフォニの短編集最高です、ワトくんも可愛くて最高です。アンチの方は絶許です、ワトくんの活躍楽しみにしてます。更新頑張ってくださいね、楽しみにしてます。 (4月4日 13時) (レス) @page48 id: 15b58e3eb4 (このIDを非表示/違反報告)
苺大福(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます！それにリクエストも2つ……！！本当にありがとうございます！両方とも是非とも書かせていただきます！これからも作品共々、改めてよろしくお願いします！ (3月3日 21時) (レス) id: da9a96deee (このIDを非表示/違反報告)
桜 - あと，結構前の動画で上がっていた，ミコトくんがみんなに英語で質問する企画の話も読みたいです！ワトくんはメンバーの中でもトップクラスで勉強ができるイメージがあるので，すらすらと話せるのではないかなーと思うのでというか読みたいのでお願いします！！！ (3月3日 20時) (レス) id: 62e200d434 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 待ち続ける覚悟です！w そんな長文の中で失礼ですが，リクエストも書きます！２日ほど前に上がったシクフォニメンバーが猫✖️犬になる話が読みたいです！もちろんワトくんは絶対猫で！！！！お願いします！ (3月3日 20時) (レス) id: 62e200d434 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺大福 | 作成日時：2024年1月17日 20時
