5、噂 ページ45
『……それで、噂って？』
リ｢最近、この街に怪しい集団が人探しに来てるって噂さ。この店でも何人か目撃者がいてね。なんでも、子供を探してるみたいだ｣
『子供……』
リ｢見た目もThe怪しい人って感じだったし、子供狙った誘拐も有り得るだろうね。だからここら辺の子連れは夕方までに子供を家に連れ帰るのさ。誘拐されないようにね｣
店｢小さい子も、お泊まりとかが出来なくてつまんないって嘆いてました……｣
リ｢そういや、アンタ弟いたんだっけね？｣
店｢はい……、先日も弟の友達と皆でプールに行く予定だったんですけど、あの噂が広まって行くのが禁止されたみたいで、すごく不貞腐れてました｣
リ｢まぁ、あの年代の男の子は遊び盛りだろうから、つまんないだろうね。ワト、アンタも気をつけなね｣
『え？なんで俺？』
リ｢アンタ、顔つき幼いんだから、少年と間違えられてもおかしくないだろ！｣
『俺大人！！こんな格好した子供居ないでしょ！！』
リ｢……まぁ、気をつけるに越した事はないだろ？｣
『……まぁそうですね。その噂、一応本部の方に伝えるよう頼んどきますね』
リ｢頼んだよ。アンタら、マフィアの中でもかなりいいヤツらなんだから、この街のヤツらはすっかり信用してんだ。ちゃんと、守っておくれよ｣
『はい、勿論です』
そうして、俺は《スニーフ》を後にした
子供を狙う人攫い……か
皆に知らせとかないと
特に、こさめちゃんは間違われそうで俺ちょっと心配
そう考えながらも、頭にずっと過ぎってる事がある
『あの夢……最悪だったな』
まさか、夢に見るようになるとは思わなかった
らんらんも魘されてたって言ってたし、実際かなりしんどかった
もしもらんらんが起こしてくれてなかったら……
『……やめやめ！考えても仕方なし！』
とりあえず、支部に帰ろう
守り代も払ってもらった訳だし
そう考えを上書きして、俺は支部へと足を早めた
でも、この時俺は気づかなかったんだ
この"噂"が、俺を絶望へ貶める"真実"になる事に
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ぱわー！ - マフィアパロやばい！めちゃめちゃ面白いです！！大変かと思いますが、頑張ってください☺︎ (1月25日 8時) (
レス) @page49 id: 1e0b63faf5 (このIDを非表示/違反報告)
苺大福(プロフ) - ミキさん» リクエストありがとうございます。是非とも書かせていただきますね！ (1月10日 21時) (レス) id: da9a96deee (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - シクフォニメンバーとワトくんが喧嘩してるところが見たいです！作品の執筆頑張って下さい！ (1月10日 16時) (レス) id: a33cbe0593 (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - 苺大福さん» 大丈夫ですよ！楽しみにしてます！ (12月25日 12時) (レス) id: a33cbe0593 (このIDを非表示/違反報告)
苺大福(プロフ) - りなさん» リクエストありがとうございます！マフィア……妄想が捗りますね……！ (12月16日 14時) (レス) id: da9a96deee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺大福 | 作成日時：2023年7月19日 17時
