7、本番 ページ9
【ワンダーステージ】
司｢さぁ！いよいよ本番だ！気を引き締めるぞ！｣
え｢おぉー！！｣
寧｢一々うるさい……｣
夏｢喉枯れるぞ……｣
〖夏さえよければ……〗
夏｢……っ｣
類｢皆、もうすぐ時間だよ。｣
司｢よし、えむ！いつものアレ頼むぞ！｣
え｢任されました〜！行っくよ〜！ワンワン、わんだほーい！！｣
｢｢｢｢わんだほーい｣｣｣｣
🎼.•*¨*•.•*¨*•.¸¸🎶🎼.•*¨*•.•*¨*•.¸¸🎶
類『ある所に、平凡な少年がいました。その少年は、こんな自分を変えたいと思いながらも、中々行動に出る事が出来ませんでした』
司『はぁ……、僕はどうしたら変われるんだろう……』
え『気にしない方がいーよ！人間、いつか変われるものだろ！？』
司『そうだけど……そのいつかがいつ来るかは分からないだろう？』
夏｢(俺の番だ。ここで掴むんだ)｣
夏『お前は……そのいつかを待つばかりしか出来ないのか？』
司『……っ！お、お前は誰だよ！』
え『あまり見ない人だけど、旅人さんかなぁ？』
類『突然、老人が現れたかと思うと、その老人は一言そう言ってどこかへ消えていってしまいました』
司『ま、待って！君は……君は誰なんだ！？』
夏『……名乗る程の者ではない。ただ……お前はこのままでいいのか？』
司『……この……まま……で……』
類『老人のその言葉は、少年の心に強く刺さりました。図星だったからこそ、少年も反論が出来ませんでした』
寧『……あの老人』
司『し、知っているのか？』
寧『えぇ。あの老人はね、迷い人を導く人なのよ』
司『迷い人を……？』
寧『そう。何かに悩み、道に迷い、どうしようもできない時、その老人は現れるわ』
類『でも……、もうあの人も年だろうし……もうすぐ……』
司『そんな……！』
ねねロボ『事実を知った少年は、自分の気持ちを整理して、ついに自分を変える旅に出る事を決めたのです』
夏『道を……決めたか』
司『……おじいさん！貴方のお陰です。ありがとう……』
夏『礼を言われる事はしておらん。……まぁ、』
夏｢(天馬、お前はもう止まらないんだろうな。突き進むんだろうな。だから……これは、俺からのエールみてぇなもんだよ。なんて……一生言ってやんねぇけど)｣
夏『頑張れよ。自分の道を、突き進め』
類『こうして、老人は消えてゆきました。しかし、老人は少年の心の中で生き続けている事を、少年はずっと忘れなかったそうです』
司『おじいさん……ありがとう……！』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 32人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
莉音(プロフ) - シクフォニとプロセカだと...これはとても素晴らしい小説ですね！！ (7月4日 18時) (
レス) id: 7c59c05b7d (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ(プロフ) - 素晴らしく最高なものを見つけてしまいました(感動の涙を滝のように流しております)!! めっちゃ応援してます! (6月21日 12時) (レス) id: 2cdbc326e2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：苺大福 | 作成日時：2023年5月23日 8時
