【企画】クラッシュ【小説】 (ページ4)

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私は祝福しようページ4

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サイタマとジェノスに部屋に呼び出された。しかも突然、インターホンを押さずに部屋に押し入ってきて、有無を言わさず部屋に引きずり込まれた。正直、部屋に入り込むのは良いのだがせめてインターホンは押してくれ、私は着替えの途中だったんだ。あと少しでもサイタマがドアを開けるのが早かったら私はブラジャーを見られるところだったんだぞこのハゲが

……さて、有無を言わさず部屋に連れ込まれ、今現在私は卓を挟んでサイタマとジェノスの前に座っているのだが……

「……で?何?話って」
「……えっと……その。……ジェノスお前が言え」
「えっ……俺ですか?」
「こういう場合は弟子のお前が言うべきだろ」
「いえ、ですが、先生とAさんは親友なのでしょう?この場合は、親友である先生が言うべきかと」

……お前らはダチョウクラブか?とつい突っ込んでしまいたくなる。さっきから話の切り出しをお互いに押し付け合っていて正直話が一向に進まない。と言うか始まってすらいないんだが。…………あぁもうめんどくせぇ

「そんなに押し付け合うんなら2人同時に言えばいいじゃねぇかよ」
「「……!!」」

いや、そんな「その手があったか!!」みたいな顔しないでよ。そんな顔で私を見るなお前ら。目を輝かせるなサイタマただでさえ頭が輝いてるんだか(ry

Aのアドバイスを受けたサイタマとジェノスは互いに顔を合わせコクリと頷くと、サイタマはマジ顔で、ジェノスはいつも以上に鋭い目付きでAを見つめる。そんな2人の引き締まった表情を同時に向けられたAは何故か緊張した。何か、今からとんでもない事を2人から告げられることを確信した。そして、覚悟した。例え2人の口からこぼされた事がどんな残酷な事であっても、非人道的な事であっても受け入れる覚悟を

卓の向かい側に居る2人は同時に瞳を閉じ、同時に息を吐き、そして吸い、口を開いた

「「俺達、付き合い始めました」」

「……………………………えっ?」

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