【ワンパンマン】セーラーガール【女主】 (ページ9)

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7撃目ページ9

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コトリと軽い音を立てて、サイタマ、サイボーグ、私の前にそれぞれ可笑しな模様や文字が書かれた湯のみが出される。
それにしても可笑しなメンツだなこれ、ハゲにサイボーグに高校生って……あ、茶柱立った

「飲んだら帰れよ?俺弟子なんか募集してないし……あれ、てかお前怪我治ってね?」
「はい、身体の大部分は機械なので……パーツさえあればすぐに……」
「変わってんなお前」

……この二人の関係は、もしかしてこのサイボーグが強い怪人に襲われている時にサイタマが怪人をワンパンで倒しサイボーグを助けて、そのサイタマの強さにサイボーグが見惚れて弟子にしてくれ、と頼んでいる……という感じだろうか。
それなら何故私はここにいるのだろう、もともとこの話は二人の話なのに何故私まで巻き込まれなければならないのだろうか。
それに私に助けを求めて私を部屋に連れ込んだのはサイタマだが、私がこの場に居てもまず二人の間に介入する事は決して無いと思われるのだが……

「先生、先生はどのようなパーツを使っているのですか?」
「使ってねぇよ?」
「ぇ、しかし……その頭部の肌色の装甲は……?」
「いやこれ肌だから」

……まずい、今の二人の会話を耳にしただけで腹筋が痙攣してきた。両頬も込み上げてくる笑いを押し殺しているためかとても痛い、筋肉が死にそうだ

「いやしかし、それでは先生が若くしてハゲているという事に……」
「ハゲてんだよなんなんだテメーはぁ!!」

……っだ、駄目だっ。もう腹筋が限界値を大幅に超えているっ、このままでは綺麗なシックスパックが出来てしまう。今笑う訳にはいかないから必死に平常心を保ちつつ真顔でいるが、あと少しでもこのサイボーグが悪気ゼロでサイタマの心を抉るような事を言ったら、……その時私は(色んな意味で)死ぬ……

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