【ワンパンマン】セーラーガール【女主】 (ページ38)

今日:15 hit、昨日:4 hit、合計:116,979 hit

36撃目ページ38

.

サイタマが元の体に戻るまでの間着るであろう女性用の服を数着買いカフェで一息ついた後、私達はZ市のあの住み慣れたマンションに似たアパートに戻った。さて、ここで私はサイタマとジェノスにとある事を言わなければならない

「女体化している間、サイタマには風呂と睡眠は私の部屋でとってもらいます」
「おぉ、そうか」
「……はぁ!?」

はい、今言いましたがサイタマには風呂と睡眠は私の部屋でとってもらうことにしました。ちょっとジェノス君が「解せぬ」って顔してるけどね。だって、考えてもみなよ。女と男が同じ部屋に2人きりだぜ? しかも女は今一時的に女になってる元男で、今自分が女であると言う自覚を一切持っていないんだよ? そこに男、しかも弟子が入ってくるんだよ? 危ない危ない、大型トラックに轢かれるより危ないよこれ

「ひ、酷いですAさんっ! 俺と先生を離れ離れにするつもりですか!?」
「離れ離れって、壁一枚だけだろ別に良いじゃねぇかジェノス……」
「先生は黙っていてください!!」
「あ、はい……」

ジェノスは卓をヒビが入らない程度に強く叩くと私の顔に自分の顔をずいっと近づけ言った

「Aさん、確かに貴女はサイタマ先生の御友人です。俺は貴女の事を先生と同じ程尊敬しています。しかし、師弟である俺と先生を引き離すだなんて、余りにも酷いです。先生と離れ離れにされるのは終身刑を宣告されているも同然です。俺は師として仰いでいるサイタマ先生と____」
「ジェノス、長いよ。私とサイタマがわかるように言って」
「今ばかりは貴女の言う事は聞けません」
「スクラップにされてぇのかお前?」
「望む所ですAさん……」

首から額にかけて青筋を浮かべる私と、腕に焼却砲を撃つ為にエネルギーを溜め始めるジェノスを交互に見てサイタマが口を出してきた

「ま、まぁまぁ落ち着けよお前ら。とにかく、体が元に戻るまではAの部屋に居ればいいんだろう?」
「うん、そうだよ」
「ですが、先生っ!」
「なぁジェノス、さっきのAじゃないが……たった壁一枚だぞ? 会いたくなればAの部屋に来れば良いだけじゃないか?」
「……はい」

「よしよし良い子だなぁジェノス君は」と言ってサイタマは少しばかり落ち込んでしまったジェノスの頭を撫でた。……しばらくの間私はジェノスに恨まれるだろう(まぁすぐに直ると思うけどね)

.