【ワンパンマン】セーラーガール【女主】 (ページ37)

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……それから数分後、サイタマが入って行った試着室のカーテンがゆるりと開き、私とジェノスはそこに注目した。そして目を見開き言葉を失う。試着室の中に立っていたのは、フィッシュテールスカートとチューブトップを美しく着こなし白のカーディガンを肩に羽織っているサイタマだった。その3点の着こなし方がとても美しく、つい先日まで男だったとは思えない程だった。ここで私は初めてサイタマを女体化させた怪人に心の底から感謝した

私の隣に立っていたジェノスはジェノスで使い古しているであろう黒のガラケーの写真連写撮影機能を駆使しサイタマの姿をメモリーに収めている。10秒に50枚という勢いでメモリーがサイタマの画像で埋まっていくのが見てわかる。ジェノス怖いよジェノス

「う"ー……なんだよこれ、足めっちゃスースーすんじゃん……」

スカートの短い丈のせいで丸出しにされた足を摺り合わせながら顔をしかめたサイタマ

「しょうがないよ。スカートってのはそういうもんだから」
「なぁA……お前いっつもこんな感じなのか?」
「ん?」
「いや、セーラー服のスカート、みっちゃ短いじゃん」
「え、あぁ、まぁ……慣れればこっちのもんさ」

……あれ、ジェノス静か過ぎやしないか?と思い隣のジェノスを見ると、目を真っ黒にして剥き出しにされたサイタマの綺麗な足をじーっと見つめていた。あ、何この子めっちゃ怖い

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あの後、フィッシュテールスカートとチューブトップに白のカーディガンという格好にWKAMEと書かれたお世辞にも「わーおしゃれ!」とは言えないダサいシューズを履こうとしたので、即席として黒のサンダルを履かせた。案外似合っていて驚きだ

さて、楽しい楽しいお買い物が終わった後はおしゃれなカフェに行って少しばかり休憩だ。私はココアを頼みジェノスはブラックコーヒー、サイタマは何を頼めば良いのかわからなかったようで、私が代わりにチョコレートココアブレンド(以下略)を頼んだ

「……ぉ、このチョコ何とかっての美味い」
「チョコレートココアブレンド(以下略)ね」
「……」
「こらジェノス、サイタマの胸元見つめんじゃないの」
「す、すみませんつい……」
「ジェノスお前破門な」
「先生ごめんなさいっ!!」

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