5話 ごめんね ページ6
夢主side
訳が分からん、私の事を嫌いなはずの人が一緒に居ろと言っている。
普通は嫌な人なんかを傍に置かないだろう、特にかっちゃんは。
まあでも嫌いな奴をわざわざ傍に置くと言う事はオモチャにされるという事で間違いないだろう。
痣が増えてしまう……、それに今までとは比べ物にならないくらい痛いだろうな…。
怖い
かっちゃんに対して、そんな感情で埋め尽くされていく。
爆「おい、返事は」
緑「か、かっちゃん…！僕は弱虫だし…個性も出てない。そのせいで皆に馬鹿にされてるし……守るならかっちゃんの方が断然良い。でも、Aちゃんは……Aちゃんだけは………………僕が守るよ！」
爆「………」
そう言い切った出久にいつもとは違う何かを感じ吃驚する私とかっちゃん。
あと心臓の音が凄くうるさい。なんだろうね、病気かな。
爆「……そーかよ。またソイツに痣出来てたらお前をぶっ潰す！！」
緑「分かってる…」
何を確認し合ったのやら、出久にそう言うとかっちゃんは教室から出ていった。
主「出久……、さっきのどう言う…っ？！」
おいおい、さっきから急展開すぎ。なんで出久に抱きしめられたの？
ああ、更に心臓がうるさくなってきた。
緑「Aちゃん…、ごめんね。僕、ずっと守れてなかった…。でもこれからはちゃんと守るから……、辛い時とかは…僕を頼って。」
弱々しく、でもどこか逞しくそう言い放つ出久に何故か涙が出そうになった。
おかしいな、傷付いてなんかない。涙が出る理由なんてないのに。
なのに涙が出てしまった。
＿＿＿＿
お気に入り登録者12人！！ありがとうございます！！
そしてコメントもありがとうございます！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 41人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ひら(プロフ) - うたさん» ありがとうございます！頑張ります！！！^^* (2017年5月10日 2時) (
レス) id: 5a78b14b2d (このIDを非表示/違反報告)
うた - 出久かっけー 更新頑張って下さい！！ (2017年5月8日 22時) (レス) id: c35e94189d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひら | 作成日時：2017年3月20日 11時
