女遊びが激しい彼等が何故か私に迫ってくる件について.2【浦島坂田船】

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「あ、おはよう！A！！」








『どうして此処に居るんですか、坂田君』








あのお花見事件(命名)があった翌日。





玄関のドアを開けてみたらこれだ。








マジで何故此処に居る。というかどうして私の家が分かったのだ。








「いやな？まーしぃにあの後すっごい怒られてん。それで反省した」





『反省した結果が私と一緒に登校しようと。そう云うことですか』





「そうや！」








いやそんな、自信満々に「そうや！」って言われても。








『第一私、何も喋らなくて面白味に欠けると思うのですが』





「僕が喋るから大丈夫や！」








だからその自信は何処から来るのやら。









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『..........はぁ....出来ればあまり喋らないことをお勧めします。私はお喋りより音楽を聴くのが好きなので』








そう言って、音楽プレーヤーに付いてあるイヤフォンを耳に着けようとした。









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「この音楽プレーヤーって、何曲歌が入っとるん？」








が、それは出来ず、いとも簡単にヒョイッとそれを奪われた。








この人達は音楽プレーヤーを軽々奪えるスペシャリストか何かか。








『......返してください』





「質問に答えたら返す」








ケチめ。









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『...曲は全部で62曲ぐらいだった筈です。もう良いですよね返してください』








私は音楽プレーヤーを持つ坂田君の右手へと手を伸ばした。








だがそれも難なくヒョイッとかわされた。








質問にちゃんと答えた筈だ。なのに何故返してくれないのだ。





と思っていると、坂田君は言った。








「まだ質問は終わってない」








『.........................はい？』








誰かこの男を焼却炉か何かで燃やしてくれませんかね。






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朔平、音楽プレーヤーを持ってないため、実際の曲数は分からない(シね






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