Negligence Silver 1 ページ19
朝陽「さァ……やろうか……」スッ
海斗「ああ……いいだろう」スッ
バッ
朱虎「まあまあ落ち着け。ここはゲームでもしようや」
碧人「はあ?」
朱虎「ルールは簡単。相手陣地にあるこの旗を取った方が勝ちってのはどうだ?」スッ
羽風「どこからその旗を……」
朱虎「まあまあいいじゃねえか。で、どうなんだ?」
愛水「待って、陣地ってのは?」
朱虎「ああ、そうだった。彪雅」
ザッ
彪雅「うっす」バッ
ズモモモモモオオッ
「ゴオオオオオオオォォッ!!!」
火憐「なッ……」
海斗「何だコイツは……」
ババッ
ドンッ
彪雅「虎岩迷宮!!」
「グォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!」ブンッ
ドドドドドドドドドドドドドドドドッ
碧人「岩……ッ!!」
ガゴゴゴゴゴゴゴッ
シュウウゥゥッ
彪雅「岩窟虎・ティグレ。これが俺の精霊喚起だ。で、今作ったのはまだ区切りを作っていない岩の迷路だ」
朱虎「で、今から区切りを作る。それは俺たちにもどう区切られるかは分からん。だが一か所だけ開いた場所ができるはずだ。そこが各自の陣地となる。そこに旗を立て誰かが旗を守るもよし、全員で守るもよしだ。で、魔法の使用は自由だ。ルールはこんなもんか」
海斗「……舐めているのか?3対5だぞ?」
愛水「同じ人数じゃないのに負けるわけ……」
朝陽「驕るなよ、糞餓鬼。3対5で負けるわけがない、だと?これでも私たちとお前たちでは差がありすぎる」
彪雅「落ち着いて下さい!」
朱虎「朝陽、落ち着け。どうだ?やるか?」
碧人「……ああ、分かった」
羽風「分かった」
朱虎「じゃあ彪雅、頼んだ」
彪雅「うっす!ティグレ!!」バッ
トンッ
ドドドドドドドドドドドドドドドッ
朝陽「……クソ餓鬼どもが……ぶち殺してやる……!」
羽風「ひっ!」
シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ
羽風「怖い……あの人怖い……」
火憐「どうする?」
愛水「……旗の周りに何人置くか……」
碧人「そうだな……僕はここに残ろう」
火憐「じゃあ私も!」
愛水「じゃあ……私も……」
ドゴオォオォォォオォォォォォォォォッ
海斗「なッ……」
碧人「こいつッ……!!」
バッ
朱虎「よォ……開幕だ!!」
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作者名:蕾 | 作成日時:2017年4月16日 19時