【オリジナル】EREMENT７ (ページ10)

今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:2,377 hit

第２５１話　ライフページ10

ライフ「サラマンダー、ウンディーネ…ごめん」

あ「ライフ君の力で死んでいったのは多い…
私も同じなんだよ…たくさんの人を悲しませ、苦しませ
殺してしまった…」

ライフ「…」

ライフは私の頬に手を触れると離れた

ライフ「なるほど…そういうことですか
その力で、私と同じように苦しませてしまった」

あ「だから、これから変える
ライフもその力を変えることができない
でもね、見つければいいんだよ
自分を使ってくれなくとも、ライフと過ごしてくれる人を」

時雨「まぁ少なくとも俺らは使おうとは考えてないけどな」

ライフ「！考えてもいませんでした…同じ神も精霊も使わず
私は人間に使われていました、だけど、人間は私を使い体が絶えれなかった」

クロウ「ライフ使ってもらえるのはうれしいことだ
だが、それで死んじまったら元の子もないだろ」

ライフ「…そうですね…
あなた方に手を貸します
力を使われなくても私はもう犠牲をうまないようにしたい」

あ「力を貸してくれる…？ライフ」

ライフ「…はい！」

ライフは可愛らしく返事をして姿を消した時には
もう時間は寝る時間へとなっていたため
寝ようかということになり、クロウだけは別の部屋へと帰って行った
別に一緒でも気にしないのにというと赤らめてまた叩かれた
解せぬ。

そして、あの夜の雨はすっかりと止み
晴れ晴れとした天気へとなっていた
春だから半袖でもちょうどよい感じの温度だ

琥珀「ありがとうございました！」

「気を付けてね～
そうだホワイトフォレストのほうへ行くんでしょ？
あそこは迷いの森だから出てくる人も少ないのだけれど…
景色はいいのよ！名前の通り、白い森なんだから！」

あ「白い森…」

時雨「ボルグとは逆だな」

呉羽「きっと樹が白いんでしょうね」

エフィリアの街はきれいなところだ
来た時からそう思っていた
和国にあった桜もこちらに置いてあり
風が吹くたびに桜が花びらを散らす
海と一緒にみるその景色は格別なものだ

クロウ「…おい行くぞ」

あ「…うん」

すべて終わったらまたここに来よう
何にも目的に縛られずにまたみんなでここに…
あと少しで…すべてが終わるんだ…！